朝から風花が舞う

温暖な静岡にしてはとっても寒い今朝、

お店に来てくださったお客様との会話が

とっても心に響いたので

ブログでご紹介させていただきます。


小柄でフェルトのかわいらしい帽子をかぶった

20代前半くらいの女性のお客さまでした。

地球食のフェアトレードチョコレートを購入して

いただきました。

このチョコレートが大好きなんだそうです!

IMG_6465.JPG

私は、トレーナー地のパーカーに薄手のコットンのストールを巻いているだけの

彼女の服装が気になって、

「あなた、薄着ね!」って声をかけました。

すると彼女は

「私、宮城県の出身なんです。

このくらいの寒さ、全然寒く感じません。」

と、返事をしてくれました。

なるほど・・・と思いながら、

つい、私は震災のことが気になり、

「3月11日は、あなたのところも被害に遭ったの?」

と、聞いてしまいました。

彼女は、まっすぐに私を見て、

「はい、被害に遭いました。

家が狭くなってしまったのと

ちょうど仕事が清水にあると言う話をいただいたので

私は家族と離れ、今清水で暮らしています」


きっと、被災後の住居がこれまで住んでいた家よりも

狭くなってしまったのでしょう。

お兄さんや弟さんがいらして、宮城県のご実家で

ご両親と暮らしているんだそうです。

彼女は、

「2週間くらい前かな、

私の地元で結構たくさん雪が降ったので、

兄が40センチくらいの雪だるまを作って、

玄関先に置いた写真を送ってくれました」

と、ほほえましいエピソードも私に話してくれました。


彼女の地元では、

震災後のがれきの撤去が終わった後、

復興が全く進んでおらず、

何にもない更地ばかりだそうです。

地元や商店街などで復興案を話し合って

行政に申請をしても、

そこから先に全然進んでいないそうです。

彼女のご両親は

「最初は3年くらいで元通りになるかと思っていたけど

今では5年以上かかっても元通りにはならないのでは・・・」

と思っていまるんだそうです。

地元の人たちの復興への強い意志があっても

それをサポートする行政の支援・決定がなければ

何も進みません。

あんまり待たされてばかりでは、

復興のための強い意志も萎えてしまいます。

あきらめて他の土地へ移ってしまう人もいます。


復興予算を適切に使うことはもちろんですが、

適時に使うことも大切だと思います。


また、震災を被災した人たちだけの問題とせず、

私たち皆で復興に協力していかなければと思います。


私は、彼女が店を出るときに、

「清水もあなたの地元のように好きになってね。」

と声をかけました。

彼女は、

「住みやすくて、好きです!」と

にっこり笑ってくれました。

とってもいい笑顔に”ありがとう”です!