中休みが少し長かったですが、
長編になってしまっている「忘れられない感触・・」の
続きです。
裁判官の
「日本の会社なんだから、
お金あるでしょ・・・
裁判所なんかこないで、お金払ったらいいじゃない。
このくらいの額のお金は日本人にとっては大した額じゃないでしょ」
と言う、裁判官の言葉に、愕然としながらも、
だからこそ、真面目に、きちんと対応しないと!と
強く思いました。
その後、和解のための調停は
月に1度のペースで、淡々と進んで行きました。
でも、その内容と言うのが、全く不毛なものでした。
例えば、
慰謝料請求の根拠となる月給の額について・・・
社員を採用すると会社は、基本給や労働時間などを明記した
採用通知を発行します。
会社のレターヘッド(社用箋)にパソコンで書いた文章を印刷して、
双方がサインをしたものです。
彼女の月給は、●,000ルピーでしたが、
なんと、その●の前に、数字の"1"を手書きで
書き足したものを、提出し、
月給は1●,000ルピーだと主張したのです。
会社側は、これは誤っていると主張したところ、
裁判官からは、ならば、証拠を提出しなさいと言われました。
会社は日本と同じように社会保険や厚生年金を
基本給の○%支払う義務がありますから、
元社員が主張した1●、000ルピーの月給が誤っていることを
証明するのは簡単です。
会社の会計担当者が
日本で言うところの社会保険庁に払っているそれらのレシートを
提出し、元社員の給与が●,000ルピーであることを証明しました。
でも、こんなことをしなくっても、
●,000ルピーの前に描かれている数字の"1"は明らかに手書きなのは
誰が見てもわかるのに、なんで、そんな軽率なことをするんだろう・・・と
悲しくなりました。
でも、これが裁判ですからね・・・
その時、裁判官は、
「あなたは仏教徒なんだから、こんな嘘をついてはいけません」
と元社員をたしなめましたが・・・
結局、調停は、こんな感じなの内容が延々と続きました。
次回は、やっと最終回です。
どうして私が、「忘れらない感触・・」と言うタイトルにしたのかが
わかります!