1日空きましたが、

忘れられないい感触(1)(2)の続きです。

訴えられてしまった会社(と言うか、私)は

裁判所からの出頭通知を持って、

自社の顧問弁護士さんのところに相談に行きました。


彼女からの言い分は、

『不当解雇に相当するので、慰謝料として

給与の2年分を請求する』

と言う内容でした。

実は、多くの外資系の企業は、同様の事案を抱えていました。


ですから、弁護士さんはいたって落ち着いたもの。

「裁判の前に、和解勧告があるので、

その中で、結論がでるようにしましょう。

告訴をされると、この国の労働法では会社側に非がなくても

賠償金を支払わなくてはならなくなるから、

この額を以下に少なくすると言う争いになります。」

とのこと。

彼女は11カ月在籍しました。それで2年間分の給与を

慰謝料として支払ってとは・・・ちょっと多いですよね?!

実は、解雇を言い渡す時に、私は3カ月分の給料を

彼女に渡そうと思い、準備をしておいたのですが、

それでは不足だったのです。

給与の2年分の慰謝料請求をどの程度まで

下げられるかを、裁判所で裁判官が立ち会い

交渉していくことになりました。


最初の出頭の日。

私は顧問弁護士さんとともに、

裁判所へ・・・

常夏の国ですから、

裁判所の中も暑く、

窓は全開、

天井のファンは最強でブンブンと音を立てて

回っています。

第一法廷が私の出頭先です。

部屋のドアも全開でしたので、

緊張しつつも中をのぞいてみると

まあ、何十人もの人が長方形の部屋の

両サイドに並べられた椅子に座っています。

入って右側はほとんど外国人。

左側は現地の人。

部屋の一番奥に大きなテーブルがありました。

そこが裁判官の席のようです。

私は一体どのような状況で裁判が始まるのか分からず、

顧問弁護士さんに聞いてみたら

「訴訟が多いから、公開でやるんです。

名前を呼ばれたら、前の柵のところまで言って、

質問に答えればいいんですよ・

とのこと・・・???

すると、いつもテニスでいっしょになる

オランダ人の知人が私を手招きしました。

もちろん、彼は右側の席に座っていました。