日曜日の今朝から蝉がジリジリ鳴いています。

すっきりと晴れた真夏の空に、

たくさんの蝉の声がシンクロしています。


今日は、私がスリランカに住んでいた時にあった、

愉快なエピソードを書きます。

ちょこっと英語の勉強にもなるかも?です。


スリランカに最初に行ったのは今から約20年前の

1993年です。

青年海外協力隊員として派遣されました。

同じ時期にPeace Corp(アメリカのボランティア)で

スリランカに派遣されていたエリザベス(通称エリちゃん)と

仲よくなり、田舎暮らしを楽しんでいました。


ある日、一緒にバスに乗っていた時、

エリちゃんが

「あ~~トイレに行きたいっ!!」

と言い出しました。

路線バスにはもちろんトイレなどありませんので

どうすることもできないのですが、


エリちゃんは

「あ~~~もう、だめ~~~」という状態。



ドイツ系のエリちゃんは身長が175センチ以上ある大柄ですので、

混んでいるバスの中で立っていても、外が見渡せるんです。

突然

「あっ、トイレ見つけた!!降りようっ!!」と行って、

人をかき分けて、どんどん前の方に歩いていきます。

私も必死でエリちゃんの後をついて、

なんとか一番前まで行って、

運転手さんに

「止まって!!」と言いました。


*停留所は一応あるのですが、田舎のバスなので、

お願いすれば、適当なところで止まってくれます。


バスを降りて、またしてもエリちゃんの後をついて

歩いて行くと、


そこには一軒の改築中の家が・・・

2階の壁の部分に大きく

"TO LET"と書いてありました。



私:「ここでトイレ借りるの?」

エリちゃん:「だって、ほらトイレって書いてあるでしょ?"i"が抜けているけど」

私:「珍しいね・・・貸しトイレって??」

エリちゃん:「でも、書いてあるからね。誰かいないのかな~?」

私:「・・・」

すると1人の女性が出てきました。

エリちゃんが彼女に

「トイレを借りに来たのですが?」というと、

彼女は「えっ???」と、とても戸惑った様子。


それでも気のいいスリランカ人。

「じゃあ、こっちに」と行って、

その"TO LET"書いてあるところではなく、

その近くの家に入って行き、

その家の人に、シンハラ語(スリランカのローカルの言葉)で

「この外人さんがトイレを使いたいって言っているから

使わせてあげて?」というのです。

エリちゃんも、シンハラ語が分かるので、

???って感じ・・・

それでも、緊急事態ですから、まずはトイレをお借りしました。


その後、エリちゃんが

"TO LET"と書かれている建物について聞くと、

その女性がこう言いました。

「私の兄の持ち物なんだけど、家族で外国に移住したので、

家を賃貸に出そうと思って、改築しているところなの」


そこでアメリカ人のエリちゃんは気がつきました!

「あー!これって "FOR RENT"ってことなんだ」

英語では賃貸のことを "TO LET"というのに対し、

米語では同じことを "FOR RENT"というのです。

背の高いエリちゃんは、バスの中から、

家の壁に書かれた "TO LET"を見つけ、

"TOILET"の"I"が欠落したのだと思ったそうです。


英語の先生のエリちゃん、とんだ勘違いをしました。

トイレに行きたかったので、思考回路が働かなかったんです・・・きっと


そうですよね、家の壁に大きく

「トイレ」なんて書く人いませんよね。


エリちゃんとは、今でもFace Bookで話したり、

クリスマスプレゼントを贈りあったり、

仲よくしています。

ちなみに、彼女は、

難民や移民の子供たちに英語を教えています。

最近は、高校のプログラムでガーナに行ってきました。

ボランティア精神あふれる活動的で生徒思いのいい先生です。