2017年1月22日 日曜日に行われる茨城県サッカー協会主催のインクルーシブフットサル大会に参加してきます。

インクルーシブとは、日本語で「包み込むような/包摂的な」となり、「あらゆる人が孤立したり、排除されたりしないよう援護し、社会の構成員として包み、支え合う」という社会政策の理念を表します。

日本の障害者政策の歴史を調べてみると、障害のある方々は、他の人と同じように学校に行ったり、社会参加したりする機会を奪われていた時代があったそうです。

30年程前までは義務教育さえ保障されていなかったということに正直驚きを隠せませんでした。

現在行われている障害者教育の背景には、遠からぬ過去、社会が成熟していなかった時代に隔離とも捉えられかねない環境に置かれていた時代があったことを知りました。

私達は、その反省をこれからの時代に反映させなければいけないと考えます。

障害のあるなしに関係なく誰もが「違う」ということを前提としたインクルーシブ教育という考え方は、誰もが普通に暮らせるという極めて当たり前でありながら実現には困難をともなうノーマライゼーションという社会の理想への大切な一歩であるような気がします。

日本でインクルーシブ教育が導入されたのは2000年代に入ってからであり現在も議論は続いているようです。

そんな中、誰もが楽しめるインクルーシブフットサルをやろうという茨城県サッカー協会、茨城県フットサル協会の取り組みに私は共感を持ちました。

正直、私にはインクルーシブフットサルという取り組みがどういうものになるのか想像もつきません。

もしかしたら10年、20年後にはインクルーシブ教育という考え方自体が時代遅れになっているかも知れません。

ただ何事もやってみないことには問題や課題は見えてこないと思います。

まず、その可能性を自分の目で確かめたいと思っています。

インクルーシブフットサルの感想は後日ブログで書いてみたいと思っています。