Liv

このブログ、始めてみたはいいものの、いまいち文章のスタイルが確立できず、どう書いたら読んだ人がその作品に興味持ってもらえるんだろう、とか、そんなこと考えてたら1週間以上更新してませんでした。

 

定期的に覗いててくださった方、いたらごめんなさい。

しかし、人の音楽ブログ見てると、ホント皆さんきちんとした知識に裏づけされた文章を書いてて、そこに自分なりの視点をうまいこと絡めてらっしゃってスゴイなと思います。

僕はそういうの、無理なんで、雑記帳的スタイルで、日々、聴いていいなーと思ったものを記録していこうと思います。

そんな中で、ちょっと引っかかるモノであったり、共感してもらえるモノであったりが、あればこれ幸いです。

 

今日で8月も終わりですが、天気も悪く、えらい寒い。

手もかじかんじゃって、秋~冬もののカーディガンをひっぱり出してきたりしてます。

で、なんかあったかい音楽聴きたいなー、と思って目に付いたのが、リヴィングストン・テイラーの’71年作『LIV』。

 

お兄さんのジェイムス・テイラーに通じる優しい歌声。

わー、あったかい。。

1曲目の「Get Out Of Bed」。

チェレスタと思われるかわいらしい音色の鍵盤が印象的で、

 

目を覚まして ベットから抜け出して

頭の中を陽射しでいっぱいにして

友人たちの言葉に耳を傾けて

さあ ベッドから抜け出して

 

という歌詞が、日々朝寝坊がちな僕にはピッタリな歌だなーと思う。

これから毎朝この曲で起きることにしようか。

 

メランコリーなアコースティック・ギターのコードワークにうっとりの「May I Stay Around」、

甘いフルートの旋律がメロウな歌メロに優しく寄り添う「Open Up Your Eyes」、

ドリフターズの名曲カヴァー「On Broadway」もリズム隊にアコギ、ピアノ、サックス少々というシンプルな楽器編成ながら、濃密なブルース感覚、みたいなものが漂っていて、聴き応えあり。名演。

 

このアルバム、現在、オリジナル・アルバムとしては国内盤も輸入盤も廃盤。

アマゾンの中古でも高値がついちゃってますね。。

 

この時期の彼の曲が聴けるCDとして、まともに流通してるのは『20th Century Masters』という13曲入りのベストぐらいなのかなー。

もったいないなー。

SWEET SERENITY

僕はどちらかというと歌詞に重きを置いて音楽を聴くタイプのリスナーではなく、声とメロディ、サウンドが良ければ、歌詞は不愉快でなければいい、ぐらいの大雑把な音楽の聴き方をしていると思う。

そんな僕にとって、「刺さる」歌詞を書く、数少ないアーティストが鈴木祥子。

昨日、8月21日で44歳になった女性シンガーソングライター。ドラマー。ピアノ、ウーリッツァー弾き。ギターも弾く。

 

この人の書く歌は、ずる剥けていて、正直で、だから、痛い。

でもその痛みには同時に、甘いエレガンスが溢れている。

だからクセになる。

何度でもその言葉の数々を浴びて、ざっくりとこころを刺してほしくなる。

 

2008年9月発売の今のところの、最新オリジナル・アルバム『SWEET SERENITY』。

「ローズピンクのチーク(my mama said,so)」という、カントリー・ソウル調のサウンドが美しい曲より。ちょっと抜粋。

  

世間並みのことができない、

世間並みがあたしをいつか見放していく。

結婚はお葬式のときにとなりに居てくれるひとがいること、

my mama said so.

 

歳のことを言うのも何ですが、44歳でこんなこと歌ってる日本の女性シンガー、ちょっといないと思う。

この曲を含む、アルバム3~5曲目、「まだ30代の女」~「ローズピンクのチーク(my mama said,so)」~「Father Figure」の流れはいつ聴いても泣けちゃうんである。


Full House
フェアポート・コンヴェンション、70年のアルバム『FULL HOUSE』を聴いた。

女性ヴォーカリスト、サンディ・デニーが脱退後、ヴォーカル・パートは他の男性陣が担当した作品。


正直、英国フォーク・ロックってそんなに聴かないし、ドラえもんの歌のイントロみたいな(?)フィドルのひょろひょろした高速フレーズってあんまり得意じゃないんですが、それはともかく。

 

エレクトリック・トラッド・ロックの金字塔といわれるだけあって、緊張感漲るバンド・アンサンブル、強力過ぎます。

 

1曲目【Walk Awhile】や【Sir Patrick Spens】に顕著なドラムの、ドゥルルルッっていうフィルがいちいちカッコ良過ぎるんだ。

 

ドライヴィンなリチャード・トンプソン先生のギターも切れ味抜群。

【Poor Will & The Jolly Hanggman】のドラマティックかつスリリングなソロ・ワークは鳥肌モノっす。

 

そんな中でも一番のお気に入りはメランコリックなアコースティック・バラード【Sloth】。

ギター・オブリガードの美しさ、歌心溢れるベース・ラインが秀逸なんです。

あー、このベース、最高だわ。

 
すっかり涼しくなった夏の夜に、大ヴォリュームでぐぐっと、ぐっと、聴いてます。
Upon Reflection: The Dawn Anthology
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朝寝坊してしまった。


つい、うっかり、ぐうぐうと10時近くまで。



まだちょっと寝惚けまなこの午前中、アイス・カフェオレを飲みながら、英国のフォーク・グループ、HERONの音楽を聴く。
野原レコーディングされた、独特の開放感、ローファイな音の質感が気持ちいい。


優しいピアノの旋律に乗せて、甘いハーモニーを聴かせる【Yellow Roses】はいつ聴いても、清々しい気分になれる名曲。

【Upon Reflection】の鼻づまりみたいな声で囁きかけてくるような歌もいい。


聴き惚れているうちに、すっかりぬるくなってしまったカフェオレを飲み干して、


ちょっと出遅れてしまった、新しい一日に取りかかることにする。


Otis Blue: Otis Redding Sings Soul
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何があった、というわけでもなく、ひどく落ち込んでいる。

そういう日がある。


熱くて、染みる、ソウルミュージックがとにかく聴きたくなって、オーティス・レディングをデカい音で浴びるように聴く。


オーティスの魂から絞り出すような歌声。

ブッカーT&ザ・MGズのバッキングも歌心に溢れている。


とりわけスティーヴ・クロッパー先生のメロウなギター・ワークがぴたりと歌に寄り添うバラード【Change Gonna Come】を聴いていたら、じんときた。


グイっとヴォリュームを上げて、聴きすすめる。


軽やかなリズム・セクションがごきげんな【Shake】に、


ロマンティック極まりない【My Girl】。”トーキン・アバウト・マイ・ガール♪”って、バカみたいだけど、素敵だな!


ストーンズ・カヴァーの【Satisfaction】の闇雲にエネルギッシュな歌いっぷりに聴き惚れてるうちに、落ち込んだ気分は、ちょっとどうでもよくなった。


オーティスはすげえなぁ!


僕が言うまでもないことであるが、


オーティス・レディングはすごいんである。


愛はすぐそばに
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ヴァレリー・カーター、77年のファースト・アルバム。

参加メンバーはリトル・フィートからローウェル・ジョージ(ギター)、ビル・ペイン(キーボード)、ポール・バレア(ギター)。

んで、ジェフ・ポーカロ(ドラム)に、E,W&Fのアル・マッケイ、ジョン・ホール(ギター)、他にもジョン・セバスチャン、ジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタットなど、ちょっと挙げ出したらキリがないほどの豪華なミュージシャンがバックアップ。


柔らかいエレピ、シンセのサウンドがアーバンな雰囲気を醸し出す①【Ooh Child】からして、ヴァレリーの小鳥のさえずりのような歌声に美麗コーラス、そこに絶妙のタイミングで絡むローウェル・ジョージの艶やかなスライド、で昇天です。

ローウェル・ジョージ作の③【Heartache】はピアノ主体のバラードで、デヴィッド・キャンベル(BECKのお父さんとしても有名ですね)がアレンジを手がけたストリンスも美味。

タイトル通りハッピーなホーンズ、ハネたリズムにキュンとくる⑤【So So Happy】、女性SSWバーバラ・キース作でゴスペル調の⑥【A Stone’s Throw Away】はこれまたローウェル・ジョージのスライドとリトル・フィートの面々による粘りのある演奏が絶品。

1977年のアメリカン・ロック/ポップ、最良のサウンドが聴ける1枚じゃないでしょうか。
【Blu-spec CD】ハード・キャンディ
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これも以前、雑誌でGreat3片寄氏が推薦していたのをきっかけに手に取った1枚。

ジャケはナンですが内容は最高ーな、ネッド・ドヒニーの76年作。

さいきん椎名林檎、ていうか東京事変か、が本作収録の①【恋は幻】をカヴァーしてましたね。

夏のエアコンがんがん聴かせた部屋で涼し~く聴きたいメロウ・グルーヴ名盤す。

プロデュースを手がけるはスティーヴ・クロッパー先生。

でもクロッパー先生は意外とギターは弾いてなくて⑤(←ちなみにアヴェレイジ・ホワイト・バンドのヘイミッシュ・ステュワートとの共作)でのミュート・カッティングっぽいプレイがそれかな~ぐらい。

フェイザーの効いたエレピとアナログ・シンセのウィ~ンってのが印象的なメロウ・チューン①【恋は幻】で幕開け、フックの効いたメロディ展開と爽やかなコーラス・ワークが素敵な②【恋におちたら】、ちょいニュー・オーリーンズ風味のホーン・セクションのイントロから疾走するメロウ・グルーヴへなだれ込む③【愛を求めて】、アコースティックかつ洒脱なバラード④【傷心の恋】…、ここまで4曲つづけて、邦題が【恋】と【愛】ばっかってのも、なんかむやみにいいですね。

現行CDは1800円ぐらいの廉価盤と少々お高い2500円のBlu-spec CD盤が出てますが、Blu-specの方はリマスター音源使用で、圧倒的に音質良しなので、買うならBlu-spec CDの方をにおすすめいたします。

僕も買い直しましたです。


Scar

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もう間もなく待望の新作『Blood From The Stars』もリリースされるジョー・ヘンリー。

2001年リリース、クレイグ・ストリートとの共同プロデュースで制作された大傑作!

参加ミュージシャンはマーク・リボー、ブライアン・ブレイド(←この人が今年SSWとしてリリースしたソロ作も素晴らしかった~)、ブラッド・メルドウ、ミシェル・ンデゲオチェオ、そして大御所オーネット・コールマン(!)という超強力布陣。

歌との絶妙な距離感で漂うオーネットのサックスが沁みる①、大好きなマーク・リボーのギター・オヴリガードも美しすぎる名曲③は個人的に本作のベスト・トラック。リズム・ボックスのループにレズリーを通したギター、ストリングスの美麗な響きも絡む④、アコギのファンキーなリフがクールな⑤、狂ったワウ使いはまさにリボー印な不穏なインストゥルメンタル⑦、スタンダードのごとき優雅なソングライティングが光る⑧など、幽玄な音像の中でジャズとロック、ブルース、R&Bなどのエッセンスが渾然一体となって醸し出す音の万華鏡は圧巻。

今月発売される新作は本作に近いムードを持っているとのウワサ。もの凄く楽しみにしてるす。


Colossal Head
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ロス・ロボス、96年の作品『コロッサル・ヘッド』。

この時期のミッチェル・フルーム&チャド・ブレイクのプロデュース仕事はどれも最高ですが、特にこの作品は大好き。ひさびさに引っ張りだして聴いてます。

①【Revolution】のイントロのドラム&ベースの掴みからもうばっちり。このグルーヴにイナたいギターリフ! R&Bマナーのギターカッティングに妖しいフルートが絡む⑤【Can't Stop The Rain】、エキゾチックなムードでホワンホワ~ンと鳴るワウ・ギターが素敵な⑦【Little Japan】、バリトンサックスとストリングスの絡みが渋いタイトル曲⑨【Colossal Head】など、いま聴いても刺激的な音像、たまらんす。

日本盤ライナーには”現代のザ・バンド”なんてことも書かれてますが、豊潤なアメリカン・ルーツ・ミュージックのエッセンスと、ほとんど変態的なバンドアンサンブルのスリルは、まさに納得。

Amazonで輸入盤、安っ。ぜひともです。

One Man Dog
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ジェイムス・テイラーといえば『Sweet Baby James』という方が多いと思うんですが、僕がいちばん好きなのはこのアルバム。裏ジャケットの自宅セッション風景もかっこいい72年作。

聴いたきっかけは大好きなGreat3の片寄さんがギター・マガジンか何かで推薦盤に挙げていたから。ギターマガジンがきっかけでJT聴き始めた、なんて音楽遍歴もそうないような気がしますが。。

ジェイムス本人と盟友ダニー・コーチマーのツイン・エレキのアンサンブルが印象的な②、小粋でファンキーな③、マイケル・ブレッカーのサックスをフィーチャーした名バラード⑧、ジョン・ハートフォードがフィドルとバンジョーで参加したJT印のカントリー⑰など、全18曲の小品集的趣き。

いわゆるシンガーソングライター的な魅力と、ファンキーなバンド・サウンドの妙味のハイブリッドがツボなんです。

そういえば最近読んだ萩原健太氏の『ロック・ギタリスト伝説』でも、ジミへン、クラプトンらと並んで、JTが取り上げられてました。自作自演歌手であると同時に、ギタリストとしてのプレイアビリティーの高さもこの人の魅力なわけですね~。