大袈裟なタイトルだが、当方がギター研究してるわけではない。

 
シェクターのこと。
社名に、ギター研究所、とある。
ギターリサーチ、だ。
当方、タイトル通りの、レスポール派。
ってか、レスポールタイプ派。
やれ、ビンテージグレコだの、トーカイだの、バーニーだの。
クルーズ良くでき、FGNはヘッドデザインがいただけない、とか、うじゃかじゃ言っているだけのド素人。
 
レスポール派、なんだが、自身が一番使っているのは、グレコの古いビッチコピー。ながーい、おつきあい、でご紹介。
 
最近は、これに加えて、このシェクターを使っている。
ロックトレモロを使う必要があるケースで使用している。
 
ロックトレモロのギターは、暫く、必要に応じてスピアーのハヌマン使っていた。
コレがアタリ個体で、ピックアップを換装して使っていた。
見てのとおりでホログラムで、派手な機体。これを仕事で撮影の小道具として貸し出し持ち込みしたのだが、その際に、協力会社のスタッフの若い子が気に入り、どうしても譲って欲しい、と言うので売却。
それを元手、シェクターを入手。
何人かの知り合いが持っていて、弾かせてもらうと結構使いやすいので、いずれ機会があれば、と狙ってはいた。
SD-2-24なる機体。
ボルトオンで、ストラト的デザイン。
指板のアールが絶妙。
個人的には、弾きやすい、と。
この「ストラト的デザイン」については、シェクターと言うブランドの中で大きな意味を持つのだが、その理由は後述。
シェクター なるメーカーは多少ややこしい成り立ち。
これは、シェクター ジャパンのもの。
日本製、らしい。
ただ、ピックアップが好みではない。
が、換装しよう、とも思わず。
割とベシャっとした音(だが・・・・後述)。立ち上がり、反応は良い。
 
ESPグループ、、に近い立ち位置だが、ESPのオーナーがシェクター ジャパンのオーナーでもある、みたいな。だが、会社としては関係なく株式の持ち合いなどもしていない。
関連会社でもないらしく、シェクター ジャパンのギターはトーカイが製造。ピックアップもESP傘下のダンカンでもない。
リア、フロントはハムバッカー。シェクターオリジナルのスーパーロックJなるピックアップ。
パワフル、だ。
分かりにくい表現だが、どちらかと言えばライン入力には向かず、リアルなアンプ、キャビネット向きなような気がする。ラインで狙った音を出す研究中。
 
リアルで音出しすると、厚みのある音で、汎用性も高いと思う。
コイルタップに加え、スプリット トーン機能があり、ローカットのシャリシャリ音になる。
組み合わせ次第で音作りが色々できそう。
だが、デジタル、ダイレクトライン環境だと、音のニュアンスは変わるが、なんか平坦感があるような。
 
まだ研究中だが、デジタル環境の場合でも、真空管のプリアンプを前にかますとメリハリがでやすいようだ。これは他のギターでもその傾向はあるが、このギターの場合はより顕著に感じる。
ミドルは、かの、モンスタートーン。
ともかく、パワー強い。
ハムバッカー並の音を出せる。
 
シェクターはイマイチメジャー感の無いブランドだが、実は結構当方の周囲には使用者が多い。
以前所有者してた人も含め、6人いる。
内、1名はギターで飯を食っているプロ。
FGNにシェクターと、渋い選択をする人だが、そもそも、その人に勧められてこの入手した。
 
傾向としては、ジャンルレス。
音の研究中、と書いたが、要するに、このギター、いろいろな音を作れるようになっている。
 
ともかく、適当な人間なので、ギターは基本的に①リアピップアックがほとんど、②ボリュームは10、③トーンも10の、いわゆるフルテン。
この状態で、エフェクター側で音を作っていくスタイル。
だが、このギターの場合は、ギター側で色々音を作る方がよさそうな感じ。
よって、ベシャっとした音も、ギター側で色々調整できそうではある。
 
仕様としては。
24フレット。
ネックジョイントは、ウルトラアクセス4ボルト、なる大げさな名前がついている。
要は、ハイフレットへのアクセスがしやすいもの。
ジョイント部、結構、エグくカットされている。
24フレットまで使う事があまりないので評価できないが、そもそも22フレット基準で考えているので、24フレットまである時点で、アクセスはしやすいと感じる訳で。
 
ボディはメイプルをトップに貼ったアルダー。
ネックは、メイプル。
この機体は、メイプル指板だが、パーフェロー指板のものもある。
パーフェローは、条約で入手しにくくなったローズウッドの代替素材。まあ、これは一般的な流れ。
 
ロックトレモロ、ペグは、世界のGOTHO。
ロックトレモロはフロイトローズタイプだが、本家に何ら遜色ない。

トラスロッドは、ネック根元のダイヤルで調整。

これ、結構便利。
ストラトタイプのネックを外して・・・がないのは助かる(ってか、さっき、ストラトでその作業をした所なので実感)。
 
さて、シェクター、だが、上述の「ストラト的」デザイン、に関連して。
現在、シェクターは、「シェクター」と「シェクター ジャパン」で全く別のラインを展開している。
いずれも、シェクターとして販売されているものだが、企画から製造まで別物。
 
現在、シェクターを米国で仕切っている人物は、「フェンダー」スタイルのギターを嫌っているそうで、オリジナリティあるスルーネックタイプのギターを展開。

シェクターは2ライン持っており、カルフォルニアのカスタムショップで製作している高級なカスタムラインと、韓国の仁川で製造し米国で組み上げているダイヤモンドシリーズがある。

シェクタージャパンも2ライン。ESPで製造している高級なカスタムラインと、一般流通向けのTOKAIで作っているらしいライン。
この機体は、この一般流通向けの製品。
 
高級なカスタムショップラインは別として。
 
選ぶなら、シェクターのダイヤモンドシリーズ、か、シェクタージャパンの一般流通ラインならどっち?

当方の機体は、シェクタージャパンのもの。
 
当方にシェクターを勧めてくれた御仁が、ダイヤモンドシリーズのヘルレイザーを所有しているので、借りてみた。
見た感じからして、別物。

この御仁は、ジャパンも所有。
ブランド名は同じでも、まったく別物のギターなので、比較と言うべきか否か迷うところ。
しかも、価格レンジもほとんど同じ。
 
当方が自分で入手したもの、なので、シェクタージャパンの方が良い、と言いたい、が。

正直、どちらも一定水準を超えて、製品の完成度は高い。
まあ、どちらも安い、ものでもないので、水準なり、と言うべきか。
韓国MADEのヘルレイザーは、質感も高く、加工もしっかりしている。
昔と違って韓国製の製品は品質が高い。
まあ、スマホや白物家電の市場を見ればさもありなんだ。

こちらは、フロイトローズに、グローバーの鉄板セット。
ピックアップは、Brimstoneとやら言うピックアップ。
パワフルだが、なかなか素直なピックアップ。
使いやすいと思う(フルテンには)。
シェクタージャパンよりも、なんと言うか、ギターらしいギター、と言う感じ。
変な表現だが、普段てにする普遍的なギター、みたいな。
インレイも凝っている。
このインレイ、デザイン的にはふーん、なんだが結構な手間がかかっているはず。

以下は、あくまでもジャパンのSDと、ヘルレイザーにBrimstoneを乗せた機体の比較。それぞれ他にも沢山モデルがあり、ピックアップも様々。
2ブランドの比較ではないので、念のため。

ネックフィーリングは、個人的にはジャパンが好み。すぐに、ヘルレイザーは返却したので、細いか薄いかわからんが、ジャパンの方がグリップしやすく感じた。
ただし、貸してくれた御仁は、10-46の弦を使っているので、その影響があったかも知れない。

デザインは、好み次第だが、スルーネックのダイヤモンドシリーズに当方的には軍配。ジャパンはウルトラアクセスとは言え、ボルトオンなので、、、。
使いやすさではダイヤモンドに軍配。シンプルでクセがない。しかし、音のバリエや可能性の高さではジャパン。

座って弾く際に、ヘルレイザーなんだが、向かって左のカッタウェイの上部。ストラップピンの付いている部分のボディだが、これのデザインの都合か、胸にあたる。意外とストレスだ。
身体の大きな欧米人には気にならないのかも?

同じブランドの、同じような価格帯のギター、ある部分においては市場でコンペする製品なんだが、全く性格が違うこの2本。

なので、どちらがお勧め、は難しい。

特定のバンドで、音の変化がさほどない曲構成。どちらかと言えばメタル寄り。スタジオよりライブでガンガン、な人には、ヘルレイザーが良さそう。

一方で、いろんなバンド、ジャンルレスで様々な音作りが必要。スタジオでの遊びも多い。ならばSD。

個人的には、デザインでSDを選んだ。当方に勧めたプロの御仁も、どっちとも良くできだ、と。

どちらも、精度の高い高品質のギター。
ブランドの知名度は高いとは言えないかも知れないが、ヘルレイザーは、同価格の他社製品(インドネシア ジャクソンや、アイバニーズなど)と比較しても全く遜色なく、SDは比較に適したコンペチタが見当たらない独自の雰囲気。