神田松之丞。
先日、お笑い番組で観た。
それまで知らなかったのだが、凄い人気らしい。
講談なんで、お笑い、ではないのだがまあ、寄席感覚だとすればアリなんだろう。
講談とは縁もないであろう若い世代に支持されている、と。
番組では、宮本武蔵の触りだけ演じていたが、まあ、確かに凄い迫力でカッコよい。
緩急、強弱つけた弁には引き込まれてしまった。
コメンテーター、バラエティによく出ている立川志らくも然り、古典芸能の異才。
もちろん、落語も上手く、まあ、師匠の立川談志も異才中の、異才だが、その思想に共感するしないは別に、強いカリスマ性があるのは事実なんだろう。

日本の伝統芸能。
伝統、なる言葉は加飾にもなり兼ねないが、非常に悪い言い方をすれば、時代遅れ。
トレンドど真ん中の物は、伝統、との枕は付かない。その時代遅れをトレンドに持ち上げるカリスマは、真に才能があるのだろう。
猿之助の、歌舞伎ワンピースみたくトレンドとのコラボは、ともすればイロモノ、企画色が強くなりがちだが、エンタメとして実にスマートに作り上げられていて、大した才能だなあ、と感心する。

さて、この「浪曲師」はご存知だろうか?
数年前までは、TVでもよく出ていた。
2015年に、残念ながら若くして我々はその才能を永遠に失ったのだが、彼は今の時代に、浪曲の可能性を示してくれた。
最初に観たのは正しく、この放送。
ロック爆笑族なる番組。
忠臣蔵をロックしていて、強烈な印象を得た記憶がある。
その後、活躍の幅を広げて、メディアへの露出も増えていった。今も活躍していたなら、、、と、思うと残念。
実は、知り合いの狂言師(狂言癖の狂言ではなく、本物の狂言師、念の為)が、彼とコラボステージを企画していて、当方がファンだと知っていた狂言師さんが彼に伝えたところ、直筆サイン入りのCDを貰ってきてくれて、狂喜したものだ。

フォーライフ/国本武春
1993

頂いたCDが、コレ。
浪曲テイストのある、不思議な世界、的な。
なかなかに良い曲が多い。
浪曲、としてのアルバムと言うより、国本武春のアーティストとしてのパーソナリティが良く出ていると思う。