グレコの、ワイルドスキャンパー。
WS47とやら言うモデルだと思う。
設定上代で47Kって意味かな?
よく、アンプ、シールド、ストラップ、ピック、なんかとセットで初心者向き、として売られている商材。
もかく、格安で、ロックトレモロを搭載。
もっぱら、古いグレコばかりで、久々の現代グレコ・・・
と言うか、おそらく、35年ぶりくらいの、新品グレコ。
もとい、これは、中古で購入。
中古でギターを買わない、とか宣言していたが、結構買っている・・・
ロックトレモロが必要、で、ジャクソンのディンギーの、これまた廉価、格安モデルを買ったが、フィーリングが合わず使いにくくて、さてどうしたもんか?と考えていたところ、15Kで新品同様、で売られていたのを見つけて、思わず・・・・
フロイトローズ搭載で、15Kは安い。
フロイトローズだけ、取り外しても、ええかな?と思い、購入したもの。
まあ、中古のギター屋さんとしても、この価格帯だと利幅も見込めないので、ともかく回転させたいだろうな、と思う。
格安で仕入れて、格安ですぐに売る、方が商売としては正しいと思われ。
おそらく、そんな感じで、格安で購入できた。
なんと言っても、このナローネック。
ナット幅は標準で、細いではなく、薄い。
実は、ネックの細い、ギターが最も好みだが、まあ、メンテ、アフターマーケットを考えると、スタンダードなナット幅の方がメーカーとしては正しい選択なんだろうて。
70年代グレコレスポールを入手以来(と言っても、古参兵なんで昔っからグレコ使いだったが、数年前に、ヴィンテージでグレコを入手してから、70年代グレコ、の信奉者に・・・80年代世代なんで、ネック幅が太くなりだしてからのグレコ使い。
なので、この、グレコ伝統の薄ネックは、超好み。
ローフレまわりの取り回しは最高にイイ。
で、なぜ、ローフレに限定したか?
と言うと、指板のアールがゆるく、平らな感じになっている。
このため、ハイフレに向かって、太く感じる。
22フレあたりのスケールは、結構上下に動かす感じになるので、ここは個人的には好みではない。
コントロール類のパーツの質感は高い。カバー類は、イマイチ。
ネックは、廉価版ギターのお約束の、縦継ぎ。特に不都合はないが、なんとなく安い感じがする。
木目の部分は、スクエアのバレットなどと同様、マットな感じ。
マットな処理と言うか、グロスにする手前で作業を止めた感じ。コストダウンなのだろう。
ただし、スクエアのバレットシリーズは、木目でマットだが、表面処理が殆どなされていないのか、変退色、汚れが目立つ。
どういう違いがあるのかワカランが、これは、同じような環境で使用しているが、あまり汚れが付かない。
ジャクソンのディンギーも同様で、あまり、汚れ、変色がない。
ただし、スクエアのネックの変化は、ある意味愛着に繋がり、個人的な好みではどちらが良い、とも言いにくい。
ピックアップだが、なんとも、中途半端なモノ。
パワーまあまあ、分離感まあまあ、ローからハイまでまんべんなく、特徴のない、ピックアップ。
ただ、これが故に、ジャンルを選ばない感じはする。
仕様上は、ヘビメタに合いそうだが、むしろ、ポップロックに合う軽さ、がある。
ひずませても、一定のシャリン感があるので、むしろ、ヘビメタで使うには、トーン調整でハイを落とした方がよさげ。
ネックジョイントは、プレートなしのボルトオン。
テーパーしてあるので、ハイフレへのアクセスは良い、ハズ、なんだが、指板が平らなのが、個人的には残念。
結論として、このギターのターゲットである、初心者向けとして、どうか?となれば、お勧めだと思う。
エレキギターとして必要な要素はすべてそろっており、ジャンルも選ばない。
また、流石はグレコ、で、おそらくチャイナメイドだと思うが、質感も高く、ネックも精度が高い。
ファーストギターとして使用して、その後、良いギターを買った後も、セカンドギターとして手元に置いておきたくなる、そんな感じのギター。
24フレット+ロックトレモロ、となると、ヘビメタ感があるが、そうではなく、出せる音のバリエーションが多い、と考えてみるのが良さそう。
むしろ、ピックアップの感じから、ヘビメタにしては、ちょっとキャラが足りない感じがする。
あらゆるジャンルの音楽をやってみたい、初心者には、お勧めの一品だと個人的には思う。