先日授業で四苦八苦という言葉が出てきました。
私は四苦八苦の意味は、たくさん苦しんでいるものだと思っていましたが違っていました。

「苦」は苦しみという意味もありますが、「思い通りにならない」という解釈もあるそうです。

元々四苦八苦という言葉は、仏教語で人間のあらゆる苦しみのことを言っていたそうです。

四苦八苦の四苦は、生老病死のことで、人間として逃れられない必然的な苦しみのことを指します。

また、残りの四苦を加えて四苦八苦の八苦になるそうです。

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上記の図は、日蓮宗のHPからの引用です。

この四苦八苦の中で、「怨憎会苦」が気になりました。
日常で、どうしても恨みや憎しみを抱いてしまう人と出会うことがあります。
これは、人間として逃れられない必然的な苦しみだそうです。

それらと向き合うためには、相手がなぜ自分にとって嫌いなことをするのかということを考え、相手の立場に立って想像力を働かせれば、その人が、生まれつき愛されない環境に育ったとか、あるいは、ずっといじめられてきたとか、欲求不満の固まりであるとか、そういうことがわかります。

そうすれば、ただ憎むよりも哀れみを感じることができます。

憎しみを哀れみに変えることが出来れば、自分も救われると思います。