23.【人魂 その2】(実話)
むかし,
知り合いのお寺に
下宿していた
学生さんがいました。
少し病弱で
なんとなく暗い陰のある
学生さんでした。
あるとき,
故郷へ帰ることになり,
荷物をまとめて帰ってしまいました。
2,3日して
その
学生さん宛てに
手紙が
きました。
帰ってからすぐ気付くようにと
学生さんの
机の
上に
置いておいたのです。
その晩,
雷と共に
1つの
火の玉
の
ようなものが,
屋根に落ちました。
見ていた人が,
慌てて
お寺に
入ってきて,
「庫裡に火の玉が入った。」
と叫びました。
家中大騒ぎして,
そして,
ふと,
下宿してい
る学生さんの
部屋をのぞくと
・・・
その
火の玉
は,
机の上で
ころころ
回っていたのです。
その翌日,下宿していた学生さんがなくなったという知らせがきました。
次回
24.【おたふく】