17.【こぼれたバケツの水】(実話体験談)
前回の「血のついた小刀」の続きです。
先に前回を読んでください。
ある年の
冬のとても寒い日でした。
土曜日の夕方
4時過ぎ
だったでしょうか。
とある小学校で
水道管が破裂したと言う知らせがありました。
ちょうど高校から帰ったばかりでしたが,
近所の人たちと駆けつけました。
4階の手洗い場の水道管が破裂したのです。
おり悪く,
排水溝が詰まっていて
廊下や階段にあふれています。
とりあえず,
私達は
修理を任せて,
水をバケツに集めて
3階の手洗い場まで,
バケツリレーをしました。
20人近くいたと思います。
それぞれの働きで
水道も止まり
水も引いてきたころ,
下の方で,
「ガシャーン」
とバケツをひっくり返す音がしました。
「誰や,下まで運んでこぼした奴は。」
と言いつつ,
下へ行くと,
下からも何人かが登ってきました。
2階で
ばったり会って,
「誰がこぼしたんや。」
と話していると。
なんだか,
全員に
妙な
雰囲気が
漂い
ました。
みんな
「血のついた小刀」
の
話を
知っています。
うす暗くなっている
2階の
廊下の
その先
の
ほうを
見ました。
そして,
そこにいる全員が
聞いたのです。
「いたーい。いたーい。」
と
いう
かすかな
うめき声を
・・・
ちょうど
4時42分
でした。
次回
18.【わら人形】(実話体験談)
これは,びびりました。