2.のぶゆき君の考え
その時です。
春風に乗って空を散歩(さんぽ)していたテドゥウの角(つの)にのぶゆき君の悲しい心が響(ひび)きました。
さっそく姿を消したまま教室に入ってのぶゆき君の気持ちを読み取りました。
明日から四日間もお休みです。
四日間も水をあげないのはかわいそうと思って、運動場の柵(さく)の横まで運ぼうとしていたのです。
そして、休み中に毎日外の道から水を上げようと考えていたのでした。
でも、きつく言われたので、それが言えず泣(な)き出しそうになっていたのでした。
そこで、テドゥウは、先生に化けて教室に入ってきました。
三人ともびっくりましたが、先生に化けたテドゥウは、
「のぶゆき君どうしたの」
とやさしく聞きました。
のぶゆき君は、安心して、教室の花をみんな運動場の柵の横に持っていくことを話しました。
「なんだ。そうだったのか」
「のぶゆき君。早くそう言えばいいのに」
「じゃ。ぼくたちも手伝うよ」
先生テドゥウがほめると,
三人は、教室にある鉢植(はちう)えのチューリップとプランターの三色すみれを仲良く運動場まで運びました。