年が明けると、
今年の目標は?
目標設定しましたか?
そんな言葉をよく目にしますよね。
でも正直に言うと、私は昔から目標を立てるのがあまり得意ではありませんでした。
目標を立てた瞬間から、なぜか心のどこかが重くなる。
決めたからには達成しなきゃ。
できなかったらダメなんじゃないか。
そんなプレッシャーを、いつの間にか自分で背負っていた気がします。
だから私は、本当にやりたいことよりも、これならできそうとか、こう言っておいた方が無難だろうな、という目標を選びがちでした。
今思えば、最初から自分を守るための目標だったのかもしれません。
自分のお店をやったり、カフェをやったり、イベントを企画したり。
周りから見れば、ちゃんと目標を立てて前に進んでいるように見えていたと思います。
でも内側では、目標を決めたからにはやらなきゃ、途中で止まったら自分はダメなんじゃないか、そんな思いをずっと抱えていました。
ある時、ふと考えたんです。
目標って、本当は何のために立てるんだろう、と。
目標は、達成するためだけのものじゃなくて、今どこに向かっているのか、どのくらいのペースで進んでいるのかを確認するためのもの。
山に登る時の到着予定時刻みたいなものなんですよね。
予定より遅れたら、自分を責めるんじゃなくて、ペースを見直したり、方向を確かめたりすればいい。
そう思えるようになってから、目標に対する気持ちが少しずつ楽になりました。
歳を重ねて、子どもたちも育ってきて、誰かの目や体裁をそこまで気にしなくてもよくなってきました。
今はむしろ、本当に自分はどう生きたいんだろう、そんな問いを持てるとてもいい時期なのかもしれません。
だから最近は、今年1年で何をするかを考える前に、10年後、20年後、自分はどんな毎日を過ごしていたいんだろう、ということを考えています。
どんな朝を迎えて、誰とどんな時間を過ごして、どんな気持ちで一日を終えたいのか。
人生全体から見たら、今年の1年はほんの一部分。
その理想の毎日に近づくための小さな一歩として、この1年をどう使うか。
そう考えると、目標は自分を縛るものではなく、人生の方向を思い出すためのものに変わっていきました。
もし今、目標を立てることがしんどかったり、決めたのに動けないと感じているなら、それは怠けているからでも、意志が弱いからでもなくて、一度、人生全体と整え直すタイミングなのかもしれません。
今年1年、何をするか。
その前に、あなたはどんな毎日を生きていたいでしょうか。




