旧市街はなかなか見当たらないので昼食を食べることにする。
んー。
衛生的にどうかな?と言うところでランチを食べる。

恐らくは炎天下にしばらく放置されていたおかずとごはん盛り放題のランチパケットを食べて150円ほど。

さらに、奥の明るいお兄さんに呼びこまれてハイナンチキンライスを二人前で600円ほど。

4人、おなか一杯になって750円ほど。
飲み物がついてきたが氷に自信がなく、これはお残しで買ってきた水を飲んだ。

氷には嫌な思い出があり、子供のころに海外でホテルの氷を食べて大変なことになったので、リスクはとるまい。

大変においしく大満足。
ココの食べ物は日本人の舌に合う。

おなかも膨れて再び歩き始めること30分。
ようやく世界遺産地区に到着。
後で知ったがとんだ遠回りをしていた。

と思いきやなんかドラグクイーンみたいな装飾をされた3輪車が大音量の音楽をかけて走り回っている。なんだこれ?子供は乗りたがるのだが、ここは歴史地区でそれを噛みしめながら過ごしたいのに・・・。

まずは、旧王宮に向かう。ポルトガルに滅ぼされたマラッカ王国の王宮の復元がある。
その後、ポルトガルもイギリスに追い出されることになる。
焼けてしまったため、この王宮は復元なのだ。

ISISが文化遺産を破壊しているが本当に許せない。
文化財や自然遺産は二度と作ることが出来ない地球と人類の記憶なのに。

中は歴史博物館になっており、マラッカ王国が中東、欧州、中国との貿易中継港として栄えたことを伝えている。

スルタンとの謁見の様子もお人形で表現されており、この様子は日本でも見かけて将軍や殿様との謁見の様子に近い。

過去の衣服をみたり、展示を見たりして王宮を後にする。建築はどことなくタイの建築様式にも近いのだが、華美ではなく、その点では日本の木造建築のような木材の自然の風合いを大切にしている。これが正しく復元されたもんであればだが。

また、外に出るうだるような暑さだ。

ドラグクイーン自転車の爆音を無視して、中央部の広場に向かう。
マラッカと言えば必ず写真となる赤い教会があるはずだ。

つづく