今のところアメリカ市場は史上最高値圏と言われる位置をウロウロしている。


たまに、バーナンキっちが、緩和策を縮小するということに対して、抗議の下げをしてみたり、雇用統計が悪いから逆に緩和縮小が遠のくことを天邪鬼的に歓迎してみたり、ベンジャミン・グレアムの言うミスターマーケットの面目躍如と言った感じだ。


最高値圏の理由はどうやらアメリカの景気回復が本格的ではないかと思われており、企業業績も上向き、大量の不良債権と化していた住宅も徐々にはけてきており、失業率が低下傾向だからという説明を聞いている。


ホントか?


そもそも、今のこの平穏はリーマンショック後、破滅的な結果を回避するために始まった施策のおかげだと理解している。100年に1度とも形容された巨大なサブプライムローン問題はこんなにいとも簡単に乗り越えられるようなものであったのか?あるいは臭いものには蓋がなされており、つかの間の平穏なのか?


中国の金融システム不安も台頭しているし、欧州も臭いものにふたがされてつかのまの平穏を取り戻しているに過ぎない。(と思う)様々な問題が場当たり的に部分最適で隠蔽されており、全体最適・長期思考での取り組みによって抜本解決をした状態とは個人的には思えない。


となると。


近い将来、再度市場の動乱とも言うべき事象が起こるのではないかと思う。

恐怖指数とも形容されるボラティリティインデックスもとっても静かで凪。と言う感じだ。


動乱に賭けるのであればこのボラティリティインデックスに連動するETF等を購入すればきっと動乱を心静かに見ていられることだろう。


ということで。VXXというETN?って言うのかな?を買うことにした。

http://finance.yahoo.com/echarts?s=VXX+Interactive#symbol=vxx;range=5y;compare=;indicator=volume;charttype=area;crosshair=on;ohlcvalues=0;logscale=off;source=undefined ;


波風経たずに、順調に世界経済が回復していけばそれはそれで果実が得られるし、大混乱の動乱が起こったら起こったでこちらの価格が暴騰してそれはそれで損もするが得もある状態に持って行けるはずだ。


一番ダメなのがゆっくり静かに右肩下がりな市場の動きになることだが、ボラボラ時代の現代ではそんなことはあるまい。


数年内には暴風雨が訪れるのではないだろうか?


その時に笑っていられるように。。


大部分の資産は危険にさらされるのだが・・・