プロの予想が本当にあてにならない世界No,1は金融の世界だろう。


そもそも、そんなに将来を見通せるのであれば誰もそんなこと(市場予想)なんかを仕事にしていないのだから当然だ。


デロリアンに乗って数週間後の新聞の株価欄を見れる人なんかいない以上、どうなるかわからないことを予測し、その正解率で収入が決まるというある種シビアである種、運試しのような、賢明なる投資家だったか?にバフェットが寄稿していたお猿のコイン投げみたいなことを生業としている人がここまでいっぱいいるのはなぜなのだろう??


一番ひどかったのが、アリババ株のアナリストの予想だ。

一時40ドル(香港ドル)を超えていた株価が4ドルを割るまで下げ続けたのだが、アナリストの多くはプライドもなくズルズルと予想価格を毎週のように下げ続けていた。


業績はある程度見通せても株価は見通せないのだ。

これをみて、幻滅した。


でも、実際に市場に漂うクラゲみたいな短期投資という現代紳士のたしなみをしていると確かにこのプロの予測と言うのを読んでみたくなってしまう。のだ。


そう。


心では当てにならないことをわかっているくせに、そうは言ってもそのプロとやらがどういう予想をもっているのかを求めてしまうのだ。


理由は簡単。

恐らく、自分の予想があったとしてもなんかその確固たる予測のみに基づいて動くことにそこはかとない不安を感じるからだ。


なんとなく、人と同じことで安心したいという。

きっとDNAに記録されているみんなと一緒のことをした方が生存率が高いころの名残なのかもしれない。


このなんとなく、みんなのことが気になる以上、当てにならないことを言い続ける人たちも生き残り続ける。