② 家族内の借金はどこまで可能か?

   &家庭内でも貸してもらえなくなった人はお金を借りれるのか? = 日本


家族内の借金は家族が見捨てない限りにおいては借金が可能なはずだ。

それは家族が再生可能であると言う見込みがある限りは家族である以上貸すだろう。

が、見込みがなければお金を捨てるだけなのだから貸さないだろう。


が、まさか、出来の悪いその家族に金が渡っているとは思わずに貸している場合にはこの限りではないのかもしれない。

日本人の多くは銀行・保険・年金を通じて国にお金を貸しているつもりなく貸しているのではないかと思う。

この巧妙にお金を回す仕組みが完成しているために、家族のお金は使い切ってしまうまで借りれることになる。


奥さんは銀行預金が潤沢にあるので安心している。

しかし、実は旦那は借金に手を出していて、自転車操業で銀行預金残高を維持している。

が、どんなにお金を借りてもなかなか金利が上がらないのでもっともっと借りられる。

意外となんとかなっている。

そう、この旦那、超一流企業経営者で破たんするはずがなく(ってことになっている規模で)、しかも経営者だから給料は自分で決められるのだ!

でも、いつまでも借り続けることはできない。

売上が上がっていた時は無敵だったが、借金がかさんできたのは会社の雲行きが怪しくなってきてからだ。でも、これまでの生活はそんな簡単に変えられない。

レガシーコストとしてこれまで会社を支えてきた人たちへの退職金も男気で払ってきた。

でも、働いている人よりも退職者が多くなってしまうことは目に見えている。

売上もこれまでのような成長からは程遠く現状維持がせいぜいだ。

もう、この苦しい経営を20年以上にわたってしている。

社長の首はなんども挿げ替えたが好転はしなかった。

この度、これではらちが明かないと思い、勝負に出ることにした。

2%の成長のためには無制限の営業人員を投入するのだ!って感じ?


これで財源が尽きた場合、外にお金を求めることになる。

でも、家族でさえも貸さなくなってしまった人にお金を貸すようなお人よしはいないはずだ。


日本の将来は国内に蓄積された莫大な財産を食い尽くした後にはその清算作業が待っていると思う。

清算には場合によっては企業破産時と同じように破産管財人が入って破たん処理をすることとなるだろう。


そういう残念な未来は自分が生きているうちに必ず訪れるだろう。

生きているうちどころか、その日は迫っているのかもしれない。