21世紀は壮大ともいえる社会実験結果を待つ世紀だ。


現在の世の中は社会実験に満ち満ちている。

すくなくともその社会実験の中で結果が気になるものは4つある。


① ありとキリギリスは一緒に暮らせるのか?はたまた結婚まで出来るのか? = ユーロ圏


② 家族内の借金はどこまで可能か?&家庭内でも貸してもらえなくなった人はお金を借りれるのか? = 日本


③ 株式会社のような組織で国家運営は可能か? = 中国


④ (結構自分本位に)およその家庭内にまで口出しをする町内会長はどこまで認められるのか? = 米国


それぞれの実験に関して、仮説があり、論争が行われている。


①の実験に関して、個人的な結論は・・・

やっぱりどうやら「ありとキリギリス」は「一時的には可能だがずっと一緒には住めなさそう」ということがわかってきた。


マジメな蟻と、不真面目な蟻ぐらいの差であれば同じ蟻だから許せるものも、キリギリスとなるとやっぱり許せないのが人間の性ってものだろう。


恋愛関係と同様に最初は盲目的なところもあったのかもしれない。最初は熱狂があったのかもしれないだが、キリギリスがウソをつき・それがばれるところから破たんが始まったのが今回だ。


キリギリスは今回の結婚に際し、ウソをついてまで関係を取り繕ったり・維持したりしてこようとしたことが明らかになってしまった、蟻にはこんなこと概念さえなく許す許さないの前の話で困惑している。


やはり、家族は信頼関係こそがその根幹にあり、家族を裏切ることは関係が長くは続けられないことと同義だと蟻は思っていた。


だが、一度一緒に住むとなかなか生活の切り離しは容易ではない。

一度、同棲をして完全に生活をフュージョンしたことがある人ならばわかるだろう。

しかも今回は完全な婚姻関係ではないにせよ、結婚前提に事実婚みたいなことをしてしまったこともあることからさらに大変だ。


①の実験結果が出るにはまだ10年単位の時間が必要かもしれない。

が個人的には蟻同士・キリギリス同士の結婚となるか、あるいはお別れするかどっちかだと思っている。