こんばんは!
TEDICの井上です
朝晩は空気がきりっとして、秋の終わりを感じさせるような気候になってきました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、石巻での活動を振り返る第回ミーティングの様子をお伝えします。
まずは、出張報告から。
石巻では新しく参加する生徒が3人も来てくれ、とてもにぎやかな一日だったようです!
貴重なお休みの一部をTEDIC で勉強する時間にしようと思って来ている生徒たち。
彼らの時間をよりよい学びの時間にするために、これからも頑張らねばならないと思います!
話題に上がったのは、数学の動点問題ができない生徒のこと。
線分上を移動する点による図形の面積の変化を考える問題でいつもつまずいてしまいます。
その生徒を受け持ったチューターが実際に説明しながら解決策を考えました。
次に、ジャーナルに移りました。
まずは、前回ひとりひとりが「みんなに投げかけたいこと」を発表したので、それに対する回答を聞きました。
それぞれの「投げかけたいこと」は、
モチベーションの低い人にやる気を出させるには?
「感動」は人間にとってどんなものか/ あなたにとっての「感動」とは
子どもの権利条約についてどう考えているか
読み書きができない子どもはどんな気持ちなのか
長く生きられない子どもにとっての学校、教育とは?
などです。
このなかでも特に議論が白熱したのは、長く生きられない子どもにとっての教育についてです。
ここでは合併症を起こしやすく、免疫力などの低いダウン症の子どもを取り上げ、彼らは何のために学ぶのかに対する考えを発表しました。
彼らが学校に行く意味に対するチューターたちの意見では
家とは違う世界を知り、そのなかで生きるため
様々な経験や人のなかで自分をとらえることができるから
自分で「できる」ことを増やしたり自分が「すき」なことを知ったりするため
などが子どもが限られた時間であったとしてもその時間を幸せに過ごすためという意見が出ました。
しかし、一方で
「学校に行かせられる」という親のエゴもある
幸せに過ごすことは学校の本来の目的ではない
などの意見も出ました。
結局、ミーティングのなかで答えは出ませんでしたが、教師を目指すものとして、こうした子どもたちの存在や彼らにとっての学校の意味をこれからも考えていかなければならないと強く感じました。
以上でミーティングの報告を終わります。
来週は11月最後の出張授業です。
また、シンクロのライブも石巻で開かれ、とても賑やかな週末になるのではないでしょうか(^O^)
次回の出張授業、ミーティングの様子もお楽しみに