1回目の抗ガン治療から1週間後、
乳腺外科医の診察があった。
念入りに触診をするけれども、しこりがない!
ドクターもとても喜んでくれた。
分子標的治療薬のトラスツズマブが開発されるまでは
HER2が陽性の乳がんは予後がとても悪いタイプだった。
アメリカのデニー スレイモン医師がトラスツズマブを
苦難を乗り越えて開発する様子を描いたのが
映画「希望のちから」である。
この薬のおかげで今の私の命があるといっても過言ではない。
涙なしには見られない。
ドクターの熱意、
研究に没頭するあまり顧みられなかったドクターの家族、
治験にかかわった人、関われなかった人、
スポンサーを探してくれた人など、
多くの人に支えられてできた薬である。
ガンと全く関係のない人がこの映画を見ても
恐らくぴんと来ないだろう。
正直なところ、純粋な映画としては
それほど素晴らしい出来とは思えない。
それでもトラスツズマブ/ハーセプチン
にお世話になった方は必見の映画だと思う。

