南アメリカの熱帯雨林にデサナ族という先住民がいる。
彼らの見るところ、世界には決まった量のエネルギー
しかなくて、それがすべての生きものの間を流れているという。
したがって、何かが生まれれば必ず何かが死に、
何かが死ねば必ず何かが生まれることになる。
それで世界のエネルギーの総量は保たれるわけだ。
デサナ族は、狩りをして動物を殺せば、
その分、霊の井戸に穴が開くと考えている。
その穴は、デサナの狩人が死んだときに
その霊魂で埋められる。
人間が死ななければ、鳥も魚も生まれない。
われわれはみな同じ森にすむ生きもの。
取ったものは、埋め合わせをする。
ミッチ・アルボム著『モリー先生との火曜日』より