アゴラに投稿された小島先生の記事(2023年1月12日付)
~以下、転載~
2023年になっても、コロナの流行が収束する気配は見えない。図1に示すように、わが国における100人あたりのコロナワクチンの追加接種回数は、世界でもダントツである。
多くの国では、昨年の初めから、ワクチンの接種回数は頭打ちであるが、日本のみ増加が著しい。それに見合う効果は得られているだろうか。
図2には、最近の新型コロナウイルスの感染者数を示す。日本の感染者数は昨年の11月から、10週連続で世界でも最多である。それも、日本に続く米国や韓国の2倍以上である。
ワクチンを打つのは、感染予防でなく重症化ないし死亡数を減らすことが目的だとよく言われる。ワクチン接種回数が世界一になったことで、新型コロナウイルスによる死亡数は減っただろうか。
昨年12月の1ヶ月間で、日本の新型コロナウイルスによる死亡者数は1万人を超えた。2020年2月の流行開始から累積死亡者数が1万人をこえたのが、2021年の4月であることから、14ヶ月間に匹敵する死亡数が、わずか1ヶ月でみられたことになる。
図3は、新型コロナウイルスによる死亡者数を示すが、日本は米国についで第2位である。日本の総人口が米国の3分の1であることを考慮すると、日本は米国を凌いで、実質世界一である。
12月16日付けのアゴラ記事では、47都道府県の4回目ワクチン接種率と新規感染者数との間にみられる正の相関は、多変量解析でも確認されることを示した。ワクチンの接種回数と感染率との関係を直接示すことができれば、この点は、もっとはっきりするであろう。
オミクロン株対応2価ワクチンの相対予防効果を検討するには、従来型ワクチン接種者と感染率を比較することが必要である。これまで、オミクロン株対応2価ワクチンの予防効果を報じた論文には、ワクチン未接種、2回、3回、4回接種者における感染者数と非感染者数とが記載されている。
表1には、この数値を用いて算出した各接種回数群における感染率の比較を示す。対象人数が33万人を超えるICATTが行なった研究注1)では、未接種、2回、3回、4回接種と、ワクチンの接種回数が増えると、感染率は29%、33%、38%、41%と増加することが示されている。
VISION Networkの行なった研究注2)でも、未接種者、2回、3回、4回接種者の感染率は13%、11%、11%、10%とほとんど変わらない。3,300人を対象とした感染研からの研究注3)では、未接種者の感染率は62%であったが、2回、3回、4回接種者の感染率は、51%、51%、47%とほとんど差がなかった。
最近、米国のクリーブランドクリニックから、5万人を超える雇用者を対象に、ワクチンの接種回数と感染率を検討した結果が報告注4)された(図4)。ICATTからの報告と同様に、未接種者の感染率が最も低く、2回、3回、4回と接種回数が増すと、感染率も増加している。この図は、ワクチンを打つほどコロナウイルスに感染しやすいことを明確に示している。
Science誌に掲載された研究注5)で、3回のワクチン接種により、武漢株、アルファ株、デルタ株に対する抗体結合反応、中和抗体の産生、メモリーB細胞の頻度、T細胞免疫能の増強が見られたが、オミクロン株に対しては抑制されることが示された。ワクチンを3回接種するとオミクロン株に対する免疫能が特異的に抑制されるようである。
マウスにおける実験注6)でも、組み換えワクチンを追加接種すると、中和抗体のみでなく、オミクロン株に対する細胞性免疫も抑制されることが示された。
最近発表された基礎研究、臨床研究はともに、ワクチンの追加接種のリスクが報じられており、追加接種率が世界でトップの日本が、感染者数や死亡者数で世界でも最多であることを裏付ける結果である。
今もってワクチン接種を推奨するわが国のコロナ対策は、再検討が必要ではないだろうか。
~転載終わり~
以下、関連ツイート
クリーブランドクリニックで働く、51,011人の労働者を調べた研究(2022年12月19日掲載)。他の論文執筆者等が何を言おうと、これは「実際の病院で起こっている現実の世界」なのである。つまり真実だ。https://t.co/urtF6Celix pic.twitter.com/PjJsQINyiO
— Laughing Man (@jhmdrei) January 22, 2023
クリーブランドクリニックで働く、51,011人の労働者を調べた研究(2022年12月19日掲載)。
他の論文執筆者等が何を言おうと、これは「実際の病院で起こっている現実の世界」なのである。
つまり真実だ。
みのり先生:
日本は
①世界に逆行して打ち続けており
②世界に逆行して感染者数が増大し
③世界に逆行して死者数が爆増しています。
ワクチン接種が進んでいるのにどうして??
と疑問に感じて欲しいです。
そして今、立ち止まりましょう。
日本は
— 肛門科女医 みのり先生 (@koumonka_doctor) January 27, 2023
①世界に逆行して打ち続けており
②世界に逆行して感染者数が増大し
③世界に逆行して死者数が爆増しています。
ワクチン接種が進んでいるのにどうして??
と疑問に感じて欲しいです。
そして今、立ち止まりましょう。https://t.co/VTmMEHp0Tg
#ワクチン
— Laughing Man (@jhmdrei) January 22, 2023
接種率が低下してきた
気づいた人も増えたのでしょう。https://t.co/WRa8gP0ASB pic.twitter.com/OwSjrsGcwJ
世界一ワクチンを打ち、
世界一感染者を出す国
■5月30日
世界第2位の病院、クリーブランドクリニックの臨床研究報告「ワクチン接種回数が多いほど、新コロに感染するリスクが高い」が査読通過。 https://t.co/GK3IEJTqYO
— 科学とは。(a.k.a. まめお) (@kagakutoha) May 30, 2023
世界第2位の病院、クリーブランドクリニックの臨床研究報告「ワクチン接種回数が多いほど、新コロに感染するリスクが高い」が査読通過。
■5月31日追加■
鹿先生が査読前に紹介した「打てば罹るよ」論文が査読済みとして受理され公開された
— 小倉台福田医院_福田世一.MEC食Dr (@fseiichizb4) May 30, 2023
打てば30%の有効性で罹りにくいという結論になってるが、否定的な論文は出せないので、結論をワクチンに有利なようにすり替えてある。
この論文で発表したかったことは、ワクチン打つほど罹りやすい https://t.co/yLM5sifGP5 pic.twitter.com/LJJIE4gfzi