昨日は秋晴れでした。
今日は雨が降っていますね。
今日からぐっと冷えてくるようです。
小2の息子は、相変わらずの少し遅刻での登校です。
最近、頭痛があったり、疲れている様子が伺えますが、なんとか登校はしています。
今、ちょうど運動会の練習で大変な時期ですね。
この時期、結構多くの子供たちが息子と同じように、
疲れが出ている頃ではないかと思います。
さて、
今日は、オンラインで行う認知行動療法(研究段階)の最終日でした。
(詳細は、こちらに記載しています↓)
最後のセッションは、親の私と先生との面談で終了です。
効果や、今後の課題について話し合って終了しました。
さて、今回の認知行動療法(全10回)の効果と言いますと、、、
10回は、意外と短いものではありましたが、
この半年で、実際には子供の繰り返し行動は目に見えて激減しております。
理由はいろんな要素が考えられるのですが、
認知行動療法は息子の強迫性行動の軽減に影響している一つにほぼ間違いないかと確信しています。
認知行動療法を行ったことのメリットは、主に以下が挙げられます。
①強迫となる要因(どこから来ているのか、どうしてそうなるのか)を本人が認知
→本人の過度な不安や恐怖感が軽減され、症状に対する正しい知識を持ち、自分を客観視する余裕が生まれる
②今起きている強迫性行動や言動の対処方法
→実際に困っている時の対処法を実践することで、いざという時のお守りの代わりとなり、精神的な安定につながっている
③実践する前とした後の気持ちを数値化
→止められない衝動を数値で表現し、実際に対処法を試した後の気持ちの変化も数値化することで効果を可視化できた
特に、息子の場合は①の認知の部分をしっかり行ったところから、
行動に変化が現れたと思います。
自分が繰り返してしまうこだわりやとらわれた感覚は、だんだんおさまるものなんだよ、
実は記憶力がいいという良いところがそうさせているんだよ、
実はちゃんとルールを守れる人だってことなんだよ、
君だけに起っていることではなく、たくさんの人も持つ感覚なんだよ、
という自己肯定のようなお話をしていただき、
対処法もあるんだよ、というお話を説明いただいたあたりで、
本人の嫌な気持ちや症状が主観的なものから少し客観的な視点へ移行していった感覚がありました。
加えて、
深呼吸をするなどの緊張した場面での対処法を学び、
いざという時のお守りのような安心感を得られたことで、
過度な強迫性の症状が治まっていたのではないかと考えています。
また、子供は比較的素直に先生の言葉を聞いて、実践しやすい分、
効果が現れるのも早いのかな、という感覚もありました。
(あくまで私の勝手な仮説になりますが)
もちろん、全てなくなったというわけではなく、
軽いチックのような症状や、強迫性行動もまだあります。
息子の場合は
不思議にも季節性(冬になるとひどくなる)の影響もかなりあると見ていますので、
今年の冬を越すまではわかりません。
来年の春になって、今回の認知行動療法の影響の度合いもはっきりわかるのではないかと思います。
が、今かなり生活に支障のない程度と感じるくらいの
行動で治まっているのは事実なので、
認知行動療法を幼児や小児にも
積極的に行っていく効果があったかないか、という点においては、
息子にはあったと言えると思います。
近い将来、薬の力を借りる方法のほかに、認知行動療法も選択肢に上がってくるほど
幼小児の認知行動療法の治療法が今後ますます日本でも確立され、
普及されていく世の中になることを切に願っています。