名古屋コーチンせら

名古屋市昭和区にある名古屋コーチン専門店


ナゴヤドームまで行ったからには、タダでは帰れません


せっかくなので、名古屋らしいものをとググってこのお店にたどり着きました


創業50年ビックリマークびっくり元々、先代が海鮮も扱う定食屋を始めたのが起源で、40年前に「これからは名古屋コーチンの時代だ」と方向転換し、今では2代目の大将が名古屋コーチン一本で勝負する専門店


場所は名古屋市営地下鉄鶴舞線の川中駅といりなか駅のちょうど中間辺り、どちらからも5分ちょいの大通り沿いにぽつんと現れます


店内は、小上がりのお座敷に2卓とカウンター7席


今年45歳の大将とお母様(先代の奥様)で切り盛りされていて、まさにアットホームな雰囲気で寛げます


そして、このお店の看板メニューが、一週間前までの予約が必須の、飼料を従来のトウモロコシ中心からお米中心に変更するなど飼育期間や飼育方法の改善により赤身の強い肉質と脂肪の旨みが増した「極上 純系名古屋コーチン」1羽全部位食べ尽くしコース



メスのみに限定し、地鶏の定義である1㎡あたり10羽を3羽にまで減らし十分な運動量を確保してストレス対策を施し、さらに1回の飼育(180日間以上)羽数が110羽程度と大変少ないため限られた専門店にしか卸されない幻の鶏を、刺身から焼物、カツ、鍋まで、全部位食べ尽くします


この4月から一羽¥12,000が¥14,000に値上げされましたが、目安の2名で割れば¥7,000とリーズナブル


“目安”を2名と言っているのは、なんせ一羽なもので、手羽元や手羽先などは2本しか取れないからで、〆の雑炊までがっつりいただくなら、3名でシェアしてちょうどくらいの量かな(いや、名古屋の人たちは結構大食いなのかもはてなマークびっくり


刺身


手前から時計回りにレバー、砂肝、むね肉、ササミ、ハツ


レバー

驚くほどの鮮度で、レバーが苦手な友人もこれは美味しいと…
臭みもなく、蕩ける食感で、まあ濃厚ビックリマーク

砂肝

他でいただく砂肝のコリッとした食感ではなく、サクッとした歯ごたえと弾力の逸品

むね肉

ささみ

むね肉ささみも弾力が違いすぎて、普段いただく鶏肉とは別物


ハツ

コリッとした舌触り、力強さを感じます



焼き物


手羽先

脂のノリも皮のハリも別次元
これだけで結構顎が鍛えられそう

手羽元

日頃食べている手羽元とは全く違うビジュアルにはてなマークキョロキョロ
お店で捌くから鎖骨や肩甲骨がそのまま付いているのだそう

せせり

ただでさえ身が締まっているよく動く首の筋肉部分の極上 純系名古屋コーチンとなると…

ほとんどが骨なので食べられる部分は限られていますが、しがめばしがむほど肉汁が溢れ出てきてたまりません


串焼き


鶏かわ


ぼんじり



ねぎま

もも肉です

もも&椎茸

旨みの詰まった濃厚な椎茸に負けない名古屋コーチンもも肉の破壊力

新鮮な鶏肉を使った串焼きはもちろん絶品

どの部位もこれまでいただいたものとは全く別物
まるで初めて食べる味、特に食感
弾力に比例して、旨みがぎゅっビックリマーク


このタイミングで鍋の準備開始です

脂もしっかりした純系名古屋コーチンは少量でもお出汁が良く出るからと、あえて鍋のお出汁は鰹&昆布メモ


名古屋コーチン一口カツ

この段階でかなり満腹状態ですが、むね肉のボリュームの割には軽く感じるのは、しつこくない様に工夫されたきめ細かなさっくさくの衣のおかげかな


こちらが、鍋の具ですダウン


野菜から投入して、最後に名古屋コーチンのむね肉を入れて一煮立ちで完成
コーチンちゃんこ鍋

一気に鶏の旨みが出汁に溶け出して極上スープの完成です
この名古屋コーチンスープを吸った豆腐や油揚げ、野菜たちが美味くないわけないでしょ


〆の雑炊

溶き卵に名古屋コーチンの卵を使うと風味が強くなり過ぎるからと、わざと普通の鶏の卵を使用して、煮詰まってコーチンエキスがたっぷり染み出したスープを活かす拘り

旨みが凝縮した濃厚な雑炊で〆るという贅沢


最初から〆まで純系名古屋コーチンが主役の感動の極上コースを堪能しました

大将のお母様のおもてなしにほっこりしながら、素材の良さをまんまいただく至福のひととき
時計

カラアゲニストとしては、唐揚げも食べてみたかったのですが、既にキャパオーバーで撃沈

次回の名古屋訪問時に取っておくことにしますてへぺろ

名古屋に来る楽しみが増えました