今日のテーマは、代表的な洋菓子
モンブラン
フランス側から見たモンブラン
もともとは、 中世からあったデザートで、フランスのレストランやホテルで出されていたメレンゲの上にマロンのクリームを盛り付けたようなデザートをお持ち帰りできるようにしたのが、モンブランというケーキの始まり
熱いシロップに長時間浸されていると、どうしても形が崩れるマロングラッセの再利用ということで昔のパティシエがペーストにしてみて絞ってみようかと生まれたお菓子
日本では、
キリスト教の信者だった迫田ちまお氏が、上智大学のスイス人の神父さんと一緒にヨーロッパを旅したときに、シャモニーでヨーロッパ最高峰モンブランを見てたいそう惹かれ、「自分のお店にモンブランという名前をつけたい!」ということで、シャモニー市長に会って、名前の使用許可をもらった とか
そのお店が、1933年(昭和8年)開店の自由が丘モンブラン
先ほどの“モンブラン”を日本に持ち帰り、土台にカステラを使い、中をくりぬいて、そこにバニラクリームと甘露煮にした栗を丸ごと1個入れ、その上にバタークリーム、 生クリームがきて、おだまき(和菓子の道具)で絞った栗のクリームに白いメレンゲをのっけた日本式のモンブランを開発
同じヨーロッパ最高峰モンブランをモチーフに作っても、フランスとイタリアで、こうも違うものが出来上がってしまう、というお話
フランス側から見たモンブラン
山肌も茶色く見えています
…に対して、イタリア側から見たモンブラン=モンテビアンコ
かなり雪で覆われて白っぽく見えます
と言うわけで、それぞれフレンチデセールとイタリアンドルチェになるとこうなります
モンブラン@1904