⬇️前回記事


ブックカフェでの対面を果たした後、2回目のデートの予定もスムーズに決まり、おしゃれなカフェでランチにいくことになった。




可愛いカフェで美味しいランチを食べたあと、城田から付き合ってほしいと静かな声で言われた。




確か城田は3歲ほど年上だった。ちょうど適齢期なのに、既婚者と付き合っていいのか尋ねた。城田からは




しばらく結婚を視野に入れた付き合いをする気はないが、恋愛はしたい。気持ちのないセックスには興味もないので、セフレがほしいわけでもないし、既婚のひろとはちょうどいい関係が築けると思った。



といった説明をされた。私が好きというよりは、都合のいい恋人候補が既婚者の私だったということだ。



私も特に城田に恋愛感情はなく、フラットな気持ちで接していたので、打算的にドライに判断しようと感じた。



城田は遠方でも約束どおりこちらの都合に合わせてきてくれるし、連絡もまめまではいかなくても、毎日くれていた。



付き合ってみて、好きになれなければ、好きな人ができるまでのつなぎになるかもしれど、試験的に付き合ってみてもいいと感じたので、城田に、



まだ好きとかわからないけど、印象はいいし、付き合ってみようか!



と声をかけた。



すると城田は早速、ランチのあとはどうしようか?とそわそわしはじめた。