
山仕事の帰り道、 重い薪をエッチラコッチラ担いで下りてくると 突然目の前の道が見違えるほどよい道になったそ~な! ウ~ンこれはキツネの仕業だと思い、 ゆっくり腰を下ろしてキセルを一服したところ、 たちまち元の山道に戻ったそうです。
ある日畑仕事をしていると、 村のおじさんが、「おぉ~ふけぇ~おぉ~ふけぇ~」と 着物の裾をまくって大股でソロリソロリと歩いていました。 またキツネめが悪さをしているんだなと、 おじさんの肩をポンと叩いてやると、 ハッとして「あぁ~っ、深い川を渡っていた」と キョトンとした顔をしていたそうです。
昔々、明治時代の栃木の山奥の話です。
夜になると時々山腹に、灯りが一列にポツポツともり
「キツネの嫁入り」が見られたそうです。