ご存知草間彌生さんの作品なのですけれども、この立地ですから、台風で一度流されたんだそうです。
なんとか沖で回収したものの、かぼちゃのヘタの部分は紛失してしまったんです。
ところが後日、なんと偶然、漁師の人がこれを釣りあげたんだそうです。
僕らが釣りをして、長靴を釣り上げるギャグと違って、プロの漁師さんは間違って釣り上げるものも立派。
無事、この形になっているのです。
こういうエピソードが、有名な作品には、たとえばモナリザの盗難のように、ついて回るものです。
作品は、世間に晒されてなんぼ、というとこはあると思います。
安全な場所、つまり美術館で、触っても写真もダメ、みたいなとこでは、出来上がった後も「育たない」と思います。
ま、これは危険すぎるけど・・・。