囲まれた女 | 続・日々コラム・・・

続・日々コラム・・・

Shen Teh n Shui Ta = hen na TeTSuShi・・・

100309-100314p京都に行かなければいけないと思っているのです。
用事は山のようにあるし、だいたいお墓もあるし、友人も親戚もいるし、恩師もいます。

「そうだ、京都へ行こう」とその気になれば、午後からでも日帰り出来てしまうくらい便利な場所なのですけれども、全部処理するにはまとまった時間が必要になってしまうので、なかなか日程が作れない、なんて言い訳か・・・。

プロダクションがスタートした、シアターχ名作劇場Vol.62?は、京都のお話で、出てくる地名も書かれている言葉も京都の言葉。

作家の田口竹男は、岸田国士に師事していた東京の方で、当然なかなか資料はないのですけれども、そこは研究室にまだ籍がギリギリ残っている身の特権で、いくつか探し出して見ました。

京都に特化して、いくつかの文学を書いていらして、読めばなんとなく覚えのある地名や、あの、お世話になったみなさんが話してた語尾、そんなものが思い出されてきます。

とはいっても、住んでいたのはもう30年近くも前の話、三条四条五条、堀川通り烏丸通、丸太町通り。。。あれっタテヨコがごっちゃごちゃ・・・。かなり、忘れている事に気付きます。
喋ろうと思っても、へんてこりんな西日本訛りになってしまいます。

住んでいたときに見た景色と、今さら訪ねて行ってみる景色と、またちょっと違うもんなのでしょうねぇ・・。

若き日の、苦い思い出ばっかりなんですけど。
てか、まだ若いですけど。

それにしても、日本語の標準語のオーソリティーのみなさんの、関西弁への挑戦は見ていてたいへん、興味深いものがあります。
というか、前作「ミカン・・・」の創作時と、なんだかとても状況が似ています。
美しい日本語を操るみなさんに、子音を無声化するな、の逆ダメ出しが面白かったのですけど、今度は他人ごとではないので、身にしみています。

詳細は追って。