私がメインで乗っているホンダVEZELハイブリッドですが、購入してから5年と数ヶ月。


大きなトラブルもなく使い、今の走行距離は51000km程度。


タイヤも半分以上減っており、乗り心地も悪くなって来ました。


再来年の車検前にはタイヤ交換が必要になりそうです。


そのタイヤの減り具合を見ました際に、前後のホイールのブレーキカス汚れの違いに気が付きました。


これが前輪


これが後輪


写真では分かりにくいですが、後輪側のほうがブレーキパッドカスの量が多いのです。

通常前後ブレーキの圧力差は前輪側のほうが強く圧力が掛かる様に設計されます。

それは、ブレーキを掛ける事で車の重心が前に寄り、後輪がロックしやすくなるからです。

ならば前輪側のほうがブレーキパッドカスの量が多いはずなのですが、この車は逆なのです。

でもリヤタイヤがロックしたなんて感触は今まで一度も有りません。

何故だろう?

あ、この車はハイブリッド車で、減速時にはモーターの回生抵抗を使う分、前輪駆動のこの車では前輪側に回生抵抗ブレーキが効いており、その分前輪のブレーキキャリパーへ送る油圧を調整しているんだなぁと。

しかし回生抵抗ブレーキだけでは完全に車が停止するまでの減速力が有りませんので、その点を踏まえて車の制御装置が油圧をきめ細かく制御していると思われます。

これって本当に凄い技術じゃないかなぁとつくづく感心させられます。