先日、主に家内が乗る車として使用していたウイッシュkらカローラスポーツの中古車に乗り換えました。

 

このカローラスポーツですがハイブリッド車になります。

 

ハイブリッド車の所有経験はホンダ初代ヴェゼルに続き2台目になりますが、それぞれのハイブリッド制御をはじめ、各種の設計思想の違いを感じますね。

 

トヨタ車のハイブリッドはパラレル方式のストロングハイブリッドの部類になり、ホンダ初代ヴェゼルはパラレル方式でもトヨタ方式ほどのストロングハイブリッドではありません。

 

モーターの絶対的なパワーや走行用バッテリー容量、エネルギー回収に関しての制御も違います。

 

加速フィールはもとより、ブレーキを掛けた際の回生抵抗を利用している段階から、ディスクブレーキへ切り替えて行く自然さ、スムースさがまるで違います。

 

加速時にモーターからエンジンに変わるときに一瞬加速が止まるのがヴェゼル。

 

ブレーキでの減速時も回生抵抗からディスクブレーキへの切り替わりの段差を感じるのもヴェゼル。

 

私にとって違和感として大きいのはヴェゼルになりますね。

 

同じ踏力でブレーキペダルを踏んでいても、実際の減速感に対しての自分の足に帰って来る反力制御に関して不自然さを感じて仕舞うのです。

 

勿論慣れの問題だとは思いますが、ヴェゼルの方が5年も早く乗っており、その感覚に慣れつつあったのですが、カローラに乗った途端にヴェゼルの違和感がぶり返してきたのです。

 

勿論批評をしているつもりでは無く、仕事として電気関係の設計をしている立場もあり、それだけ人間の操作に対しての反力制御がとてつもなく難しいものだと つくづく思わされます。

 

あとはステアリング操作に於いての 実際の車体の動きが両者でかなり差が有ります。

 

初期のハンドル操作量に対して車両の共同が大きいのはカローラで、ステアリングホイールの操作量に対して2次元的なカーブを描くような挙動です。

 

それに対しヴェゼルは比較的リニアな感じで不自然さを感じません、

 

また両者とも電動パワステアリングになりますが、カローラは停車していても操舵は非常に軽いのに対し、ヴェゼルは車速に応じたある程度の重さの変化が有り、私の好みはヴェゼルになります。

 

では乗り心地に関してはどうかと言われますと、カローラスポーツのタイヤは225/40/18に対し、ヴェゼルは225/50/18と扁平率的にはカローラスポーツの方が乗り心地が悪くなる条件になります。

 

でも実際の乗り心地は圧倒的にカローラスポーツの方が良いのです。

 

本当に面白いですね。

 

そういえばホンダはフィット3とヴェゼル1代目で使用していたドイツ フェスラー製の乾式DCTは使わなくなりましたね。

 

以前に書きましたが、理想の変速機として誕生したDCTですが、このDCTが出る事で、逆にステップATの多段化が一気に進みトルコンの大きな進化もあり、DCTの終焉か?という事を書きましたが、ストップ・アンド・ゴーの非常に多い日本の交通事情や気候的な問題で、日本では高価で重い湿式多板方式DCTがGTRで使用される以外はなくなりました。

 

海外でも乾式DCT採用車は凄く減ってきていますね。