九月になりました。
という事で、ブログ最初はこの作品にします📸




九月の恋と出会うまで

あらすじ

一風変わったマンションに引っ越してきた北村志織(川口春奈)の隣の部屋では、不思議な雰囲気を醸す小説家志望の平野進(高橋一生)が暮らしていた。ある夜、志織は部屋の壁から「1年後の未来にいる」という男の声を聞き、声の主に平野の尾行を頼まれる。しかし、ある事件をきっかけに聞こえなくなり、あの声は何だったのか解明しようとする志織と進だったが......。





少々ネタバレ含みます。

志織に1年後の未来からの声で、平野を尾行してくれ。と頼まれる。それは志織がある事件に巻き込まれないようにする為。この事をきっかけに志織と平野が近付いていく。2人は未来の志織を守るために必死に動く。結末はハッピーエンドです。




これは高橋一生さんぐらいの年齢で演じて頂けたから良かったと思います。

若手俳優さんだと青春し過ぎてしまうなと。
事件で志織は死んでしまう。志織が死んで欲しくない為に過去を変え、未来に繋いで命を守るっていう事の視点がちゃんと生きているなと。ラブストーリーと言うよりもそこをメインに平野という役を演じてくれていると思います。自分の志織への恋心は分かりやすいのに、自分より志織の幸せを優先する部分。また平野の不器用な中にある一途な思いや優しさなど自然と演じているがさすがです✨良い意味での熱量のバランスが取れているので作品の、ちゃんとした軸がブレていないと思います。

川口春奈さんもとても可愛らしくて好感出来ます💕




ちなみに料理を振る舞うシーンでの平野の生姜焼きはフードコーディネーターさんがいなかったので、本当に高橋一生さんが作ったそうです。食べたい🐷
 



この作品を見て、平野というキャラクターはきっと志織が死んでしまうかもしれない未来がなければ動けないような内気なキャラクターだと思います。

人は失うと思った時に、失いたくない一心で普段とは違う行動が出来たりする。その一歩踏み込む力とか優しさがこの作品にとって、自分は見て欲しポイントだと思いました。 

死と向き合って動ける力というのが悲しいけどリアル。それぐらいなければ人間というのは、何かしら理由を付けて逃げたり先送りにしたり、相手より自分の気持ちを優先するのが普通だと思うから。

平野のキャラクターだと志織への恋心も絶対伝えないし遠くから見ているだけキャラだと思うし、小説家としても成功出来なかったと思う。
まぁ、小説家の所は映画だしそんな人生うまくいくのかですが、それぐらい人は死ぬ気になれば変わると言う事や、それくらい真剣に夢に向き合った事があるのかという事を描きたかったのかなぁとも考えました。多分成功するより本気で動く力ですよね。



個人的に好きなシーンは志織の尾行していて平野の寝癖だったり、本屋で人が落とした本を拾って並べている優しい一面や、クスッとなる部分のお2人。
まだきちんと話した事もない2人なのに志織が平野への気持ちが近付いていくのは見ていて微笑ましくあったかい気持ちになりました💕


気負いなく優しい気持ちになりたい時に見たい作品です🌻