さくらへの手紙。 | わんことつくばで遊ぼう!てくてく(つくば)にっき。

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わんことつくば界隈で暮らす主婦・さちきです。
愛犬はミニピンミックスのめいとミニピンのひな。
茨城県南のわんこ同伴スポットを中心に
「安全なリード作り」の研究、
日々の出来事をつづっています。

突然ですが、虹の橋で暮らす愛犬・さくらに手紙をしたためます。
独り言のような内容となりますので、どうか軽くスルーください。

さくらへ

君が虹の橋で暮らすようになって、3年が経ちました。
そちらの暮らしには慣れましたか?

君が知らない季節が流れ、
どれだけの涙が流れたか、もう分かりません。
最近はやっと泣かなくなりました。

それは君を忘れたからじゃありません。
君はまだ生きていることが分かったからです。

君を失ってから、君を失った理由を考えました。
君をもっと早く良い医者に見せていたなら、
君は今も微笑っていたかもしれません。

そう思うと悔しくて悔しくてやりきれなくなります。
そこでホームページを作り、犬地域情報を交換できるようにしました。
新しい友達、仲間もできました。

その中に君が虹を渡る直前の5日間をつづりました。
読んでくれた人数人から、感想のメールが届きました。
自分の愛犬に対する気持ちを新たに感じた、とか
病気にはしっかり備えたい、とか
そういうことが書いてありました。

君は今、たしかに生きています。

命が輝いて、君は今、たくさんの人の心に息づきました。

それがなによりもうれしくて、
飽きっぽいくせに今もそのホームページを続けています。

そうそう、君の1年忌には写真展を開きました。
今年の5月、お兄ちゃんの3年忌頃には
不幸なわんちゃんを減らそうって犬愛って
サークルを立ち上げてチャリティーバザーも。

君が見たら、なんて言うのでしょう。
「あのおねえちゃんが!?」と目を丸くするかもしれませんね。
正直に言えば、失敗が怖くて怖くて。
プレッシャーで眠れないこともありました。

でも、そんなときはいつも君を思います。
動かなくなった後ろ足を引きずりながらも
前に進んだあのときの姿を。

君の切なさ、
君の悔しさ、
君の悲しみ、
今はもうはかり知ることさえもできませんが、
わたしが受けるどんな感情よりもきっと大きいものに違いありません。
なぜならわたしには明日があるからです。

そして、こんなことも知りました。
どんな怖さも君を失った怖さには適いません。

もっともっと君の時を知ってもらいたい、
それが今のわたしの夢となりました。

ホームページでの活動はすこし限界。
そろそろ紙にしようと思います。

さくら、夢となってくれてありがとう。

私たちのような悲しい別れが少しでも減るように
君が虹の橋からよく見えるように、精一杯の背伸びをします。
簡単な一言でいいから、君に誉めてもらえるように。

ではまた会えるそのときを、
心から楽しみにしています。

さちき