先日、関東において東京電力管内での瞬間停電、もしくは電圧降下が発生したとのニュースが流れました。

その際、以前勤務していた企業がトラブルを起こし、被害を受けたとのこと。


生産管理用のサーバーがトラぶったとのことですが、同じグループ内で私が担当したところはUPSを実装し、点検も行っていたため瞬停程度ではトラブルを起こす確率はかなり低くなっておりました。


精密加工などでは瞬停も損失が発生しますが、生産管理システムでトラブルとは危機管理意識が低いにもほどがあります。

チームが違うと危機意識も低いようで困ったものです。


かくいう私も現在これを打っているPCはデスクトップで、現時点ではUPSを装備しておりません。

瞬停、停電ではクラッシュする可能性は多々あります。


そのため大きなデータ作成はまったく違うPCにフルバックアップを取り、さらにメディアにもバックアップを取っております。

PCのHDD自体信頼性が高いわけでもなく、RAIDやバックアップの多重化も絶対大丈夫とは言えないのが経験上ありますのでシステム自体を違えた分散化を行い、リスク軽減を図っております。


ネット上の記事などはIDやパスワードさえきちんと管理していれば自宅PCがクラッシュした程度ではなんともありませんが、PC内の各種データは消去されると痛手です。

回復できる手段も大事ですが、企業や公共機関であればまずは「データ保全や安全な停止」を優先する必要があります。


以前、エレベータ会社の点検がおろそかで報告書上は「バッテリー交換」となっていたのに実際は交換しておらず、地域停電で閉じ込めが発生し30分近く外部との連絡も取れず真っ暗闇に閉じ込められた事例がありました。


少なくともプロとして保守点検をしている仕事はきちんと定期交換やチェックを行う必要がありますし、システムを導入・運用する企業様・地事態様においても管理者自身がリスクマネジメントを学ぶ必要はあると思います。