セントラルイーストトーキョーによせて | fishlog

セントラルイーストトーキョーによせて

インターンスタッフとして参加していた

“CET(セントラルイーストトーキョー)05”

が終了した。

仕事と日常生活の折り合いをつけながらの参加で

めちゃくちゃディープに関わった、という感じではなかったのですが、

いろんな人との出会いがあり、いろいろな面で考えるところあり、

私にとってホントにたくさんのいいことがありました。

CETにはいろんな企画があって、いろんな人が関わっていて、全体の現状が掴みづらく、

なかなか決まらないなと思っていることも決まり出したらものすごいスピードで走り出し、

うかうかしてると何処で何が起こってるんだかさっぱりわからなくなり、

学生を中心としたスタッフはやったこともない仕事をいきなりやることになって

右も左もわからなくても、絶対あきらめないでよく働いて、

自分の予定は尊重するけど仲間を思う気持ちは強くて、

初めて会った人でも年上も年下も立場もなんにも関係なく、

誰もがすぐに打ち解けて・・・

CETにはこれ以外にもたくさん、私の知らない要素だってたくさんあって、

ほんとに壮大ですごく大きなものを動かしていたイメージがあります。

CETでのことはどんな形にせよ残しておいたほうがいいなあと思っていて、

せっかくだからいろんな人の目に触れる可能性のある、ここに残しておこうと思います。

レポートとしてきっちりまとめあげることも考えましたが、ブログなので、

なるべく気持ちの赴くままに記録していきたいと思ってます。

読みづらいところもあるかもしれませんが、そこは飛ばすなり、我慢してもらうなり(笑)

読んでくださる方も、気持ちの赴くまま読んで頂ければと思います。


「CETって何?」

私は昨年REALTOKYOというカルチャーイベントを紹介するWEBサイトを通じて

CETのことを知った。早速チェックしたCET04のホームページのデザインが

むちゃくちゃカッコ良く、トップページのモデルとなったスタッフや

東神田の職人さんの堂々とした存在感が印象的で、

「この人たちはいったいなんだ!?」とフツフツと高まるテンションの赴くまま、

各ページを隅々までチェックした。そして私は思った。


素敵なセンスを持っている人達が集まって、壮大なことを、とっても楽しそうに

やっている。


この人達の仲間に入りたい


昨年はなんだかんだと忙しくて結局参加出来なかったが

今年はインターンスタッフに応募してみることにした。


「CETはかつて東京の中心部であった地域をデザインやアートの観点から再発見するための運動体です。この言葉はエリアの名前でありムーブメントの呼称でもあります。都市・建築・デザイン・アート。それぞれのフィールドで築き上げられてきたモノが歴史や文化、コミュニティ、ものづくりの技術を培ってきたこの地域と融合することで、新しい文化を創出してゆきます。」


私はここ数年、劇場以外の場所で芝居をやることにこだわってきた。それは私達が用意した台本という時間の流れと役者の存在が、そこに存在し続けているというだけでいろんなものを孕んでいる空間の持つ力と融合して、新しい時間の流れや空間が生まれる瞬間が見たかったからだ。

人が空間と一体化し、空間が私達を受け容れる。

CETでも芝居を作るのとは違った形で、そういう素敵な時間が体験出来るという

直感があった。


CETの中心スタッフはアジールデザインの佐藤直樹さんを筆頭に

みかんぐみの建築家竹内昌樹さん、キュレーターの原田幸子さん、

建築家の田島則行さんなど、様々な職業の、

いずれも第一線で活躍されている方々である。

私はアートやデザインの世界のことについて興味はあるがまったく疎く、

舞台美術やインテリアが好きでも建築の世界についてはちんぷんかんぷんなので、

予備知識がないまま全体説明会で皆さんとお会いした。

明るくテキパキとして、姉御的な発言のウラに細やかな気遣いが感じられる原田さん、

会場には来られなかったけどユニークなスライドで楽しませてくれた竹内さん、

柔らかい語り口なのに、しゃべっていくうちにどんどん熱くなって、

話が止まらなくなってしまう佐藤さん。

それぞれに独特の存在感と溢れるエネルギーで、

誰もがついていきたくなってしまうような魅力的な方々ばかりだった。

スタッフ希望の人の多くはデザインや建築、

街づくりに関わってる学生や社会人で、彼らに憧れて何かを学びたいという人もいた。

CETエリアで働いている人や地元の人もいた。