NIPT検査について | アラフォー旅好きOL ななの不妊治療・妊娠日記

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44歳。
不妊治療を経て、現在臨月となりました。
子宮筋腫・チョコレート嚢腫手術。
無事に我が子を抱く日までののんびり日記。

今日は私がNIPT検査を受けた時のことを

書きたいと思います。


私は妊娠11週の時にNIPT検査を受けました。


この検査はお腹の赤ちゃんの染色体の数に

異常がないかどうかを調べる検査で

主に21トリソミー(ダウン症候群)、

18トリソミー、13トリソミーに

該当しないかどうかを調べる検査です。


私は妊活をしている段階で

もし将来子供を授かることができたら

必ず受けようと思っていました。


その理由は大きく二つあります。


ひとつは私自身が43歳と高齢であること。


そして私の夫は私より7歳歳上。

当時50歳でした。


夫婦2人とも高齢であるということは

少なからず染色体異常を持つ子を授かる

可能性があるということを認識していたためです。


そしてもう一つの理由。


それは我が子にもしも染色体異常が

あるとわかった場合

自分たちにその子を受け入れ、育てていく

覚悟を持つ時間が欲しかったためです。


検査自体は母体からの血液検査のみという

いたって簡単な検査でしたが

検査の前に必ず夫婦ふたりで事前説明を受け

なければなりませんでした。


医師からは、検査の概要、検査の精度、検査によって知り得る情報等1時間に渡って丁寧に説明がありました。


命の選択にも繋がる検査のため

安易な気持ちでは受けられないのだなと

説明を聞きながら感じました。


そして、説明の最後に

それでも検査を受けるかどうかの

最終確認をされ、同意書にサインをして

採血という流れでした。


費用は認可施設で12万円ほどでした。


結果は10日後。


帰り際、

『結果は私1人で聞きに来ても良いか』と

医師に尋ねたところ、

『どのような結果であっても、お1人で受け止められる覚悟があるのなら構いません。』

との返答でした。


その言葉を聞いた時、

私は思わずハッとさせられました。


『このお腹にひとつの尊い命を本当に授かったのだ』と…。


それまでの私は

辛い不妊治療を経てやっと妊娠できたことに

ばかり気持ちがフォーカスされてしまって、妊娠=どのような子であっても、親として受け止める覚悟が必要であるということまでは、正直気持ちが追いついていませんでした。


今思うとお恥ずかしい限りです。


病院を出て、帰りの車内で夫と話し合いました。


『どのような結果であっても受け入れるか。

それとも違う選択をするのか。』


答えは二つに一つ。


夫婦でもう一度自分たちの妊娠について

真剣に向き合う必要がありました。



つづく