頼まなければよかった? | 交通事故調査専門会社 テクノ・セイフティのブログ

2021年、今年もあと3日。

 

毎年恒例ながら、年末のみのブログ更新・・・

 

今年は、急激な変化が多くあり、いきなり年始から年末に至った感覚です。

 

さて、表題の「頼まなければよかった」とは、たまに弊社に対して言われる言葉です。

 

もう少し詳しく書きますと、「有利にならないのであれば、頼まなければよかった」というお言葉です。

 

弊社は調査会社ですので、実際のところ依頼者(社)が法的に有利不利であろうと「調査」を行うことがモットーです。

 

調査にあたる際に、状況やそれまでにある証拠を確認させていただける場合は、現況において依頼側にとってどのような判断になるのかをお伝えします。

 

しかし、初動から調査を行う場合は、調査を行っていくうえで分かれば有利不利の判断を早急にお伝えしますし、短時間で終了してしまう調査であれば、結果をお伝えすることになります。

 

あくまでも調査を行うことが主業務であることから、結果として有利不利になることは「結果=答え」ですので如何ともしがたいところです。

 

結果が出てから「頼まなければよかった」と言われれましても、残念ながら結果はご理解いただくことになり、心情をお察しすると悲しくなることがございます。

 

また、弊社が「特定損害保険会社寄りですよね」、などと言われることもございます。

 

こちらにつきましても、損害保険会社の数社からかけられた言葉が的を射ていることをおっしゃってくださっていますが、

「御社のレポートにつきましては、忖度なく、依頼者寄りのことを書くこともないので重宝しております。たとえ自分たちにとって不利であろうとそのレポートの内容を吟味し、お客様に対して説明用として使用することになります。もしレポートの存在を消したとしても当方にとって不利であることは、相手側にとって有利なことですから、相手からの指摘が御社のレポートとなることですから、事前にお客様の不利な点が確認できることは大変重要なことですので、重宝しております」

とのことをよく言われます。

 

たぶん、弊社のレポートの使われ方として自社に有利であるものは目に触れるようになっておりますが、不利なものはお客様のお手許からご契約者や関係者に開示されるのみの使用方法なのではないでしょうか。

 

よって、提出されたレポートについては前記したようなご指摘をされる側にとって「不利」な結果が出ていることから、残念なお言葉をいただいてしまうのではないでしょうかと考えております。

 

いずれにせよ、先代からの教えである「調査会社としての役割」を守っておりますので、ご理解をいただきより多くの弊社への依頼をお待ちしております。

 

では、皆様にとりまして良い年末並びに、新しい年をお迎えいただけますよう心からお祈りしております。