髑髏城の七人~アカドクロ | フリー・ライターの映画鑑賞日記

髑髏城の七人~アカドクロ

作品名  :髑髏城の七人~アカドクロ(2004年日)
上映時間 :160分
公式サイト:http://www.geki-cine.jp/akadokuro/index.html
出演   :古田新太、水野美紀、佐藤仁美、坂井真紀、橋本じゅん、
      佐藤正宏、山本 亨、梶原 善ほか
劇場   :新宿バルト9、川崎チネチッタ等
満足度  :5/10


■ストーリー■


天正18年、髑髏城を拠城とし天魔王と名乗る首魁が支配する武装集団“関東髑
髏党”が、豊臣秀吉の天下統一を阻んでいた。髑髏党に追われていた沙霧(佐藤
仁美)は、狸穴二郎衛門(佐藤正宏)と玉ころがしの捨之介(古田新太)に助けら
れる。二人は沙霧を色街無界の里にかくまうが、やがて髑髏党の追手が無界の
里に迫り……(引用:シネマトゥディ)。


■感想■


人気劇団「劇団☆新感線」が2004年に上演し、話題を呼んだ傑作舞台劇を映像
化で、舞台の名作を映画館で上映する新感覚エンタテインメント「ゲキ×シネ」
シリーズの第1弾。


まず、耳慣れない「ゲキxシネ」とは、映画館でダイナミックな映像表現で見る
演劇のシリーズの総称が、<ゲキxシネ>だ。

演劇は公演期間の終了と共に見る手段がなく、また公演も日時、時間、キャパ

から限られた人しか残念ながら見ることが出来ない。

その演劇をもっと多くの人に楽しんで欲しい!との思いから生まれたのが、同シ

リーズで、誰もが舞台のスピード感、熱気をままに臨場感溢れる映像を劇場で

堪能することが出来る。


既に同シリーズ作品はDVDが発売されているが、今回「ゲキxシネ ツアー2008
」として劇場で再上映されていたので鑑賞に行ってきた。


160分と上映時間が非常に長いが、舞台と同じく途中で休憩が用意されており、

また迫力ある映像に引っ張られて感覚的にはそれ程長いとは感じない。

演劇の場合は、余程いい席でない限りは舞台全体を見渡す視点で固定される

が、本作は誰もが手軽に最高のポジションで見ることが魅力の1つだろう。


そのため、演劇未経験者でも楽しく見ることが出来る作品だが、惜しむべきは
料金設定。

一般的に演劇の料金は高いが、映像化された本作も前売鑑賞券で\2,500と一

般の映画作品よりも高い料金が設定されている。


演劇の魅力をより多くの人に広める、楽しんで貰うためには、関係者に料金の見

直しを期待したい。