まめ知識【Blu-ray Discの謎解き編】
メディアの新しい規格「ブルーレイ」。
「DVDよりすごいものが出てきた」という認識はあっても、一体DVDと何が違うんだろう・・・
そんな疑問をお持ちの方に、今日はブルーレイのまめ知識をご紹介したいと思います。
Blu-ray Disc(以下BD)は、見た目はCDやDVDと同様の12cmのディスクですが、
DVDが4.7GBに対して、BDは5倍以上の25GBもの容量があります。
さらに、片面2層のディスクの場合には50GBとなり、
これはDVD10枚分の容量を同じ12cmのディスク1枚に入れることが可能だということです
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なぜ同じサイズのディスクなのにこんなにも容量が違うのでしょうか?
Copyright:パナソニック社ブルーレイ総合サイト
これには大きく3つの理由があります。
記録される情報の間隔の狭さ
信号が記録される間隔がCDでは1.60μm(マイクロメートル)なのに対し、DVDでは0.74μmです。
一方、BDでは0.32μmというさらに狭い間隔になっています。
数字で表すとイメージが沸きにくいかもしれませんが、髪の毛1本の太さが約0.1mmだと考えてみてください。
1μmは0.001mmですので、0.1mmは100μmということになります。
1μm = 0.001mm
100倍 ![]()
100μm = 0.1mm(髪の毛1本)
312.5分の1 ![]()
0.32μm = 0.00032mm
(BD)
つまりBD(0.32μm)では髪の毛1本の中に、300本以上のトラック(情報)がある、ということなのです。
ものすごく細いところに、ものすごく膨大な量の情報が収まっているということ・・・・
イメージしていただけましたでしょうか?
よってBDは高密度で情報を記録することが可能なのです。
レーザー光の違い
DVDでは赤色レーザー光が使われていますが、BDでは「青色レーザー光」が採用されました。
「青色レーザー光」はもともと赤色レーザー光よりも波長が短く、ディスク上でのスポットが小さくなります。
これによって、より小さな場所への書き込み・読み込みが可能なのです。
記録層の位置の違い
BDは記録層が書き込み(読み込み)面に近い構造になっています。
読み込み面から記録層までの距離を「カバー層」といい、カバー層が薄いほどレーザー波長との距離が短くなるため、ピンポイントで正確に目標へ照射することができるのです。
なお、カバー層が薄いとディスクが反ってしまったときに起こるスポットの歪みもより小さく抑えることができます。
(逆にカバー層が厚いと、ディスクが反ってしまったときにスポット位置がズレやすくなってしまいますね。)
ちなみにCDの記録層はほぼレーベル面(読み込み面と逆)側にあり、DVDはレーベル面と読み込み面の中間あたりにあります。
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今後地デジ化によってハイビジョン映像に接する機会も増えるのではないでしょうか。
ますますブルーレイ活躍の場が広がりそうですね
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