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◆前日終値

日経平均23125、米ドル107.4、長期金利0.015、原油39、

騰落レシオ142、25日平均乖離8.64、空売り比率37.1

 

◆寄り前動向
ダウ-1.04%
◆イベントリスク

<上昇リスク>

アベノミクス-数年に一度

<下降リスク>

FOMC出口戦略-数ヶ月~数年

トランプリスク-数ヶ月~数年

コロナ・ショック―数ヶ月~数年

◆現況
下落

次の目標14673

◆歳時記

4/8-5/31 緊急事態宣言

5/15 緊急事態宣言一部解除

5/25 緊急事態宣言全面解除

 

 

昨日のNYダウは大幅続落

Date Open High Low Close    
Jun 10, 2020 27,251.89 27,355.22 26,938.05 26,989.99    
Jun 09, 2020 27,447.37 27,447.37 27,151.06 27,272.30

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は282.31ドル安の26989.99ドル、ナスダックは66.59ポイント高の10020.35ポイントで取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて、利食い売り先行で寄り付いた。FRBが市場の予想通り政策金利を据え置き、当面実質ゼロ金利政策を据え置く方針を示すと、一時上昇に転じたものの買いは続かず、引けにかけて再び小幅下落する展開となった。一方、ハイテク関連株は終日堅調推移となり、ナスダック総合指数は初めて1万ドルを上回って引けた。セクター別では、ソフトウェア・サービス、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、銀行やエネルギーが下落。

 

 

昨日の日経平均は反騰

日付 始値 高値 安値 終値
2020年6月10日 22,939 23,175.82 22,900.3 23,124.95
2020年6月9日 23,135.79 23,185.85 22,933.14 23,091.03

■本日のポイント

 1.日経平均は小幅反発、朝安後にプラス圏に切り返す展開に
 2.前日の米株市場は主要指数が高安まちまちで為替の円高は逆風
 3.FOMCの結果発表を控え、様子見ムードで売買代金は低調に
 4.財政・金融緩和策による世界景気改善期待が相場の下値支える
 5.値下がり銘柄数が値上がりを上回り、TOPIXはマイナス圏

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比300ドル安と7日ぶりに反落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、景気敏感株を中心に利益確定の売りが優勢となった。

 東京市場では、朝安後に買い戻され日経平均株価はプラス圏に浮上した。引け際に手仕舞い売りが出て上げ幅を縮小したもののプラス圏で着地している。

 10日の東京市場は、前日の米国株市場で主要株指数が高安まちまちだったことに加え、外国為替市場で1ドル=107円台半ばまで円高にふれたことなどを受け、朝方は2万3000円台を割り込んでスタートしたが、その後は空売りの買い戻しなどが入り前日終値を上回る水準で推移した。FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を控え、積極的な買いは入りづらかったものの、財政・金融政策による世界景気の改善期待が相場を支えた。ただ、業種別には東証1部33業種中、約8割に当たる26業種が安く、個別でも値下がり銘柄数が値上がりを上回った。売買代金は2兆3000億円弱とやや低調で、大型株が相対的に弱い地合いだった。なお、TOPIXはマイナス圏で引けている。

 

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上昇時目標レンジ 24559-21623
揉み合い上限レンジ 20922-18159
揉み合い下限レンジ 23034-22456
下降時目標レンジ 16988-11509

 

前日日中陽線

週間陽線

月間上昇

上昇

 

昨夜のNYダウが下落となり、今日の日経平均均はギャップダウンのスタート。

寄付き後は窓を埋めましたが再び下げ幅を広げ、大陰線を描いて終了しました。

 

今の時間、NYダウ先物は1000ドルを超える下落となっています。

なぜこんなに下がるのかと聞かれるのですが、FOMCを通過したからというよりほかはありません。

 

FOMCの内容自体は特に目新しいものもなかったのですが、何よりここまでの上昇が異常だったということになります。

3月以降の上昇は史上最速をはるかに上回る速度でした。

 

「生産設備が壊れたからじゃない。コロナで出勤できなかっただけだ。人が会社に戻れば、全て元に戻る」

そんな乱暴な見積もりで全戻しを目指して進んできましたが、あまりに乱暴すぎます。

雇用も2000万人失ったところから、250万人戻っただけです。

全戻しを確信するには、あまりにも心もとない状況で、”全戻し””コロナバブル””巨大な裁定残”というワードで買い進んでしまいました。

 

そしてSQ一日前、”巨大な裁定残”の効力が切れる一日前に崩れ始めたというところだと思います。

 

もう一度順当な立ち位置に戻って、見つめ直すのではないかという気がします。

順当な立ち位置というのは、社会が本当に戻るかどうか見極める位置。

3-5月は人々の生活が止まっていましたが、6-8月でその分の消費を取り戻すでしょう。

そのあたりまでは妥当だと思います。

 

つまりPBR1倍~1.1倍辺りに位置して、赤字企業が続出するならPBR1倍割れへ、コロナが雲散霧消し、企業が順当に内部留保を増やせるならPBR1.15倍方向へ。

そんな動きがノーマルだと思います。

 

2月以降の異常な下落と3月以降の異常な反騰。

異常な状態から、市場が冷静さを取り戻してノーマルになるなら、一旦PBR1倍、日経平均で21000円方向を目指すのではないかと思います。

ダウが1000ドルも下がっているのでプライスアクションで仕掛けたくなるところですが、FOMCも通過し、フックになるものがありません。

スケベ心を出して買いから入らないほうがいいと思います。

売り方は様子を見ながら、慎重に売り乗せしていっていいと思います。