PY1344497

◆前日終値

日経平均21901、米ドル110.4、長期金利-0.025、原油56
騰落レシオ104、25日平均乖離+1.05、空売り比率44.8

 

◆寄り前動向
ダウ+1.74%
◆イベントリスク

<上昇リスク>

アベノミクス-数年に一度

<下降リスク>
イギリスのEU離脱-数か月~数年

FOMC出口戦略-数ヶ月~数年

トランプリスク-数ヶ月~数年

◆現況
下落

次の目標14673

◆歳時記

3/29 BREXIT

5/1 元号改定

 

昨日のNYダウは大幅反騰。

Date Open High Low Close    
Feb 15, 2019 25,564.63 25,883.72 25,564.63 25,883.25    
Feb 14, 2019 25,460.65 25,558.90 25,308.09 25,439.39

米国株式相場は上昇。ダウ平均は443.86ドル高の25883.25、ナスダックは45.46ポイント高の7472.41で取引を終了した。米中通商協議が米国で継続されることが決定し、貿易摩擦解消に向けた両国の合意期待から買いが先行。トランプ大統領は与野党合意の予算案に署名する見通しで、政府機関の閉鎖回避の見方から終日上昇となった。同氏は、議会の承認を得ずにメキシコ国境の壁建設費を確保するため、国家非常事態を宣言したものの、相場への影響は限定的だった。

 

昨日の日経平均は続落。

日付 始値 高値 安値 終値
2019年2月15日 21,051.51 21,051.51 20,853.33 20,900.63
2019年2月14日 21,147.89 21,235.62 21,102.16 21,139.71

15日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比239円08銭(1.13%)安の2万0900円63銭で終えた。米小売売上高の落ち込みを受け、14日の米国市場のダウ工業株30種平均が下落した流れが波及した。円相場が1ドル=110円台前半まで上昇し、輸出関連株の一角などに売りが出た。メキシコ国境での壁建設に向けてトランプ米大統領が非常事態を宣言する方針を固めたと伝わり、米政治の先行き不透明感が強まったことも重荷となった。

 

東証1部の売買代金は概算で2兆2326億円(速報ベース)だった。

 

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

 

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昨夜のNYダウが上昇となり、今日の日経平均はギャップアップのスタート。

寄り付き後も窓を開けたまま高値圏で揉み合っています。

 

北京で行われた米中閣僚級貿易協議の終了後にトランプ大統領が対中関税撤廃の可能性に触れたため、米株市場はお祭り騒ぎの上昇となりました。

ダウはフィボナッチ76%戻しに到達し、12/3の高値に肉薄。

ここまでくれば全戻しもありえます。

 

一方TOPIXは今日の上昇でようやくフィボナッチ38%戻しに到達。

最低限の戻しには一応到達したことになります。

 

あと残っているのは上海の200日線。

ここを大きく超えてくるようであれば、市場は本格的に景気後退終了を確信し始めたことになります。

本当にそんな事がありえるのか?

 

世界中の株価が10月からリーマンショック級の下落を見せておきながら、3ヶ月未満で景気後退が終わる??

過去に一度も起こったことのないことが、本当に起こり得るのか?

 

今回の景気後退の主要因はもちろん米中貿易戦争。

人為的なものなので、トランプ大統領が米中貿易戦争をやめればすべてが元通りになる可能性は否定できません。

 

しかし関税撤廃はまだ決まっていません。今の所トランプ大統領の口先だけです。

12/3の米中首脳会談の最中に、密かにファーウェイCFOを逮捕していたような人間が、貿易赤字解消という結果も出ないうちに関税を撤廃するだろうか?

 

事実として、経済指標は悪化の一途をたどっています。

トランプ大統領の口車に載せられて、買いでついていくのはやめたほうがいいと思います。

 

一方市場は口先で右往左往します。

米中貿易戦争終了期待が間違った方向であっても、間違ったまま進む可能性はあります。

TOPIX1660手前まで上昇したとしても、景気後退シナリオは崩れません。

売り方はそのあたりまでは耐えられるよう、少なくとも売り乗せした分は引いたほうがいいと思います。

ドテンするのであればそこを超えてからで十分間に合います。