先週の日経平均は反落。
アルゼンチンのデフォルト報道などから前週後半に下落基調となっており、先週の日本株は弱含みのスタート。
それでも月曜は値を保ち、前日比プラスの一時15500円をつける場面もありましたが、そこが週の高値となりました。
火曜日は日中に大きめの下落となり、場中に25日線を割り込むとさらに下げ幅を拡大。15300円台に入りました。
水曜はさらに窓を開けて下落し15100円台へ。
木曜は下落ながらも15000円を割らずに推移し、後場終了間際にGPIF関連報道から15200円台を回復。
しかし金曜日は、改めて売りなおされる結果となり、寄り付きのSQは15000円台。その後オバマ大統領の空爆容認発言などで15000円を割り込むと下げ幅を拡大。14950円どころを割り込むとパニック的な売りとなり、わずか数十分で14700円台半ばまで売られました。後場はもみ合いとなりましたが、結局14700円台後半で週の取引を終えました。
週間では800円近く下落し、大陰線となりました。
先週のNYダウは続落。
前週は強いGDPでも弱い雇用統計でも株価は下落となる悪循環。
月曜日は主な指標がなく、16500ドルを回復。一時16600ドルに迫る場面もありましたが、そこが週の高値となりました。
火曜日のISMは強い数字であったにもかかわらず、地政学リスク等から再び下落。
水曜日はもみ合いでしたが、木曜日のECB理事会がサプライズ無しに終わり、ドラギマジックも食傷気味となったことから下げ幅を拡大。一時16350ドルを割り込む場面もありました。
金曜は日本市場が暴落となり、DAXも9000ポイントを割り込んだことからリバウンドを開始。
16500ドル半ばまで回復して週の取引を終えました。
先週の指標と来週のスケジュール
来週は火曜日のドイツZEW景況感指数が発表されます。
世界的にリスクオフとなっており、下落を主導しているドイツの景況感指数は注目が集まります。
米企業の決算は数は少なくなってきましたが、以下の発表があります。
13日 メーシーズ、シスコシステムズ
14日 JCペニー、ウォルマート、アプライド・マテリアルズ
先週末の日本株は大暴落となってしまいました。
引き続き欧州市場が下げ止まるかがポイントですが、日本市場はお盆を控え、欧米ファンドの換金売りシーズンであることから、需給的にも良い環境ではありません。
日本市場は下落を開始してから日柄も消化していないため、本格的な反騰は期待薄ですが、ドイツの景況感を確認しながら妥当な水準を探すことになりそうです。
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