先週の日経平均は5週続伸。
前週末に安倍首相の会見報道があり上昇した日本株ですが、その会見がなかったことから反落のスタート。月曜日後場には14800円半ばまで下落する場面もありましたが、そこが週の安値となりました。
翌火曜日は15000円を挟んだもみ合いでしたが、水曜日になるといきなり動意付き再び上昇を開始し15100円を回復。
木曜日はFOMCへの期待感からさらに上昇し15300円台へ。
金曜日はザラ場で15400円に到達し、終盤やや売られて15300円台半ばで週の取引を終えました。
先週のNYダウは反騰。
軟調な展開となった前週の値動きを引き継ぎ、週初は警戒感が強く月曜火曜はもみ合いの展開でした。
しかし16700円を割り込まなかったことから水曜日以降上昇に転じ、木曜のFOMCでは緩和的な金融政策の継続が印象付けられる結果となり16900ドルを回復。
金曜日も堅調を継続し16900ドル半ばで週の取引を終えました。
先週の指標と来週のスケジュール
来週は中国のHSBCのPMIの他、米住宅関連指標が出ます。
前回悪いながらも予想を上回る結果となり、上昇相場の基点となった感がある中国のPMIですが、50を割る水準であることは変わりないため、中国の景況感は引き続きチェックを怠らないほうがいいと思われます。
米住宅指標もFRBでは懸念事項に挙げており、弱い結果となった場合でも金融緩和継続と受け止められる可能性がありますが、大きく下振れした場合にはネガティブな反応になるかもしれません。
前週半ばから再上昇を始めたばかりの日本株は今週も堅調が期待されますが、騰落レシオは非常に高水準となっています。
また、NYダウは節目の17000ドルが迫っているため、水準を巡ってもみあう可能性もあります。
しかしながら引き続き年金の買いが続いており、今後も継続が予想されることから、心配事は杞憂に終わるかもしれません。
週後半にはアベノミクスの第三の矢、成長戦略が閣議決定される見通しですが、内容についてはほぼ織り込んでおり、波乱とはならないと思われます。
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