先週の日経平均は続伸。

前週後半の強い値動きを引き継ぎ、月曜はギャップアップのスタート。そのまま値を保ち14600円に乗せて三空を形成しました。

翌火曜日は三空のアノマリーを跳ね除けさらに上昇。一時14700円半ばまで買われましたが、そこが週の高値となり、4/8に開けた窓14764円を埋めることはできませんでした。

しかしながら大きく下がるわけでもなく、水曜から金曜日はいずれも高値が14700円に乗せ、高値もみ合いの展開となりました。


先週のNYダウは続伸。

前週の堅調な値動きを受けて堅調な一週間でした。

月曜は祝日のためお休みでしたが、火曜から金曜まではすべて下値を切り上げる安定した展開。ボラティリティも小さく16600ドル台で推移し、金曜日の終値で16700ドルに乗せ、過去最高値まであと数十ドルに迫りました。

S&P500は史上最高値を更新しました。



先週の指標と来週のスケジュール

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来週は月初のため重要指標が並びます。

月曜日は欧州PMIと米ISM製造業景況指数。

火曜日はHSBC発表の中国PMI

水曜日はADP非農業部門雇用者数とISM非製造業景況指数

木曜日はECB理事会

金曜日は雇用統計


どれも重要指標ですが、とりわけ木曜日のECB理事会の追加緩和には期待が高まっています。

世界金融危機以降5年を経て欧州もついに量的緩和に踏み切るのか、マイナス金利の導入はあるのかなど注目が集まります。


ここ2週間の日米欧の株価の堅調な値動きは、このECB理事会への期待によるものが大きかったと思われます。

実際、先週木曜日の米GDPの悪化や金曜日に米個人消費支出が1年ぶりのマイナスになるなど、経済指標は悪いものもありましたがほとんど反応しませんでした。

経済指標ラッシュとECB理事会を迎え、先週までの騰勢にさらに弾みがつくのか。方向性を決める重要な一週間になりそうです。




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