先週の日経平均は反騰。
前週の弱い地合いを引き継ぎ、週初は軟調な展開。
20-21日の日銀金融政策決定会合で現状維持が見込まれていたため、それまではあまり大きく動かず、14000円を割り込む場面もありました。
水曜日に日銀金融政策決定会合が終わり、予想通り現状維持となったことを受けて株価は下落。
一時13900円半ばまで売られましたが、そこが週の安値となりました。
翌木曜日は欧米市場の堅調もありギャップアップのスタート。
日銀金融政策決定会合後のあく抜け感もあり買戻しが進み、中国のPMIも悪いながらも市場予想を上回ったことから一気に上昇に転じました。
金曜日は好調な地合いを引き継ぎ14500円を超える場面もありましたが、結局14400円半ばで週の取引を終えました。
先週のNYダウは反騰。
前週木曜日に大きめの下落となり、そこからは小幅に戻す展開でしたが、火曜日にフィラデルフィア連銀のプロッサー総裁が早期利上げに言及したことから再び大きく下落。一時16300ドル半ばまで下落しました。
しかしそこが週の安値となり反騰。翌21日のFOMC議事録で金融政策の変更を急がない姿勢が示されると買い安心感が広がり大きく上昇。
そのまま週末まで騰勢を保ち、16600ドルに乗せて週の取引を終えました。
S&P500は史上最高値を更新し、1900ポイントに乗せました。
先週の指標と来週のスケジュール
来週はあまり大きな指標はありません。
週初月曜日は米国市場はお休みです。
25日は欧州議会選挙。
25-27はECB主催の中央銀行フォーラムがあります。ドラギ総裁の会見が予定されており、5月の理事会後に「6月に行動する」と言ったドラギ総裁がどのような発言をするか注目されます。
28日には黒田総裁の講演があります。
大きな指標がない中、先週末の強い動きが継続できるかが注目されます。
ウクライナの大統領選挙は一部地域で投票ができないなど混乱もありますが、親米派が有利な情勢のようです。
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