先週の日経平均は反落。

イースターで欧米市場が休場の中、月曜の日本株市場は貿易統計を手がかりとした円安により14600円にのせ、200日線に回帰しました。しかしワンタッチで押し戻され、14500円付近で引けました。

火曜日は再び14600円にタッチしたもののまたもや押し返され、25日線を貫き14400円を割り込む大きな陰線安値引けとなりました。

翌水曜日は逆に14500円台から上昇し高値引け。

この傾向は木曜日も続き、ほぼ寄付き高値の引け安値で14400円へ。

金曜日は14350円付近から14550円付近まで急上昇したあと、TPPの進展が思わしくないことが伝わると急反落。14400円前半で週の取引を終えました。

日中足が大きく上下動し、高値引けと安値引けを交互に繰り返す方向感のない週でした。


先週のNYダウは反落。

前週末グッドフライデーで休場明けのNY市場は、月曜は静かな立ち上がりでしたが、火曜日にイースター明けの欧州市場が戻ってくると大きく上昇。16550ドル近辺まで上昇し、最高値更新まであと少しに迫りました。

しかし水木と高値を更新できずもみ合った後は、金曜日に大きく下落。16350ドル付近まで売られて週の取引を終えました。



先週の指標と来週のスケジュール

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来週は月初にかかるため、重要指標が発表されます。

日本はゴールデンウイークに入るため、再来週の連休明け5/7までのスケジュールはチェックしておいたほうがいいでしょう。

4/30 ADP非農業部門雇用者数と米GDP

5/1 ISM製造業景況指数

5/2 雇用統計

5/5 中国HSBC-PMI、ISM非製造業景況指数

また、29-30はFOMC。5/1はイエレン議長の講演が予定されています。


来週発表予定の米企業決算は以下の通りです。

4/28 コーニング

4/29 メルク、ツイッター、スプリント、イーベイ

5/1 マスターカード

5/2 シェブロン

5/5 ファイザー、AIG

5/6 ディズニー

5/7 テスラモーターズ

米企業決算は山場を越えましたが、事前予想を上回ることが多くなっています。


一方日本では、4/30に日銀金融政策決定会合が行われます。

また、5/1発表の4月新車販売台数は、消費税増税後の消費動向を見極めるうえでいつもより注目されるでしょう。

日本は決算発表が本格化します。

28日にはパナソニック、三菱電機、京セラなどが予定されており、個別株の値動きに注目が集まりそうです。


毎年のことですが、焦点が絞りきれないほど多くの材料が集中する一週間であり、しかも連休を挟むため、大きく変動する可能性があります。

セルインメイとよく言われますが、相場が大きく動く時期にさしかかっています。




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