先週の日経平均は反落。
先々週末の雇用統計後に米株が材料出尽くし反落となったことを受けて軟調なスタート。15000円から転落となりました。
それでもまだ日銀金融政策決定会合を控えて比較的値を保っていましたが、火曜日の決定会合で追加緩和を考えていないことがわかると下げ足を速め、水曜日には14500円を割り込みました。
水曜日まで3日連続で窓を開けて下落となり三空を形成したため、木曜日は反発のスタートとなりましたが、ほぼ寄付きが高値となり値を消しました。
金曜は前日分もまとめて下落する形となり、14000円を割り込んで推移しました。
1週間ほぼ右肩下がりで、週間の下落幅は1000円を超える大陰線となりました。
先週のNYダウは反落。
先々週末の雇用統計で材料出尽くしとなり、週明けは16500ドルから転落し下落のスタート。
ナスダック市場では下落基調が鮮明となっており、IT・バイオ関連銘柄を中心に下げが加速。
水曜日にはFOMC議事録が好感され一時上昇する場面もありましたがウクライナ情勢や決算への警戒感から下げが加速し、16000ドル前半で取引を終えました。
先週の指標と来週のスケジュール
先々週の米株は年初の経済指標の下落が雪の影響であったかを確認しに行った週。
先週は景気動向をふまえて妥当な水準を探しに行った週。
大雑把に言えばそんな印象でした。
来週は16日の中国のGDP・鉱工業生産指数が重要指標ですが、それより米企業が決算シーズンに入って来るので、そちらのほうが注目されるかもしれません。
14日 シティ
15日 インテル
16日 バンク・オブ・アメリカ、グーグル、IBM
17日 モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス
先週11日に発表されたJPモルガンチェースの決算が市場を下回ったため、警戒ムードの決算シーズンスタートとなりそうです。
また、金曜日はグッドフライデーの休日となり、週末にかけて手控えムードが広がりそうです。
15-16日はイエレン議長の講演。16日はベージュブックが公表されます。
一方日本株は黒田バズーカの基点に戻ってしまったことから、改めて日銀の対応に注目が集まりそうです。
17日の日銀支店長会議での地域経済報告などはいつもより注目されそうです。
先週大きな下落となり、リバウンド期待の声も聞かれる日本株ですが、日銀が追加金融緩和の姿勢を見せなかったことによる水準訂正の動きですので、リバウンドにはあまり大きな期待をかけないほうがいいかもしれません。
14000-15000円のレンジが13000-14000円のレンジに切り替わり、そのまま安定してしまっても不思議ではありません。
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