1月消費支出は前年比1.1%増、駆け込みなどで増勢強まる
[東京 28日 ロイター] -総務省が28日に発表した1月の家計調査によると、全世帯(単身世帯除く2人以上の世帯)の消費支出は29万7070円となり、前年比で実質1.1%増加した。消費者マインド改善に加え、4月の消費税率引き上げを控えた駆け込み需要などを背景に、伸び率を高めている。
http://jp.reuters.com/article/domesticJPNews/idJPTYEA1R01920140228
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4月の消費税増税を前に、駆け込み需要が堅調なようです。
冷蔵庫などは前年同月比約3倍(185%増)となりました。
消費税増税まであと1ヶ月。
増税前に買った方が、やはりおトクなのでしょうか?
冷蔵庫の価格推移
4人家族の一般的な家庭用冷蔵庫の価格は大体20万円前後だと思います。
今回の消費税増税は5%→8%で、3%の増税です。
つまり増税分は20万円×3%で約6000円。
増税前と後では約6000円の価格差がつきます。
でもこれは増税前後で価格が同じだった場合の話です。
増税前に駆け込みがあるなら、当然増税後は買い控えとなり、価格は安くなることが予想されます。
この価格下落が6000円に満たないならば、増税前に買う方が吉となります。
それでは冷蔵庫の価格はどのくらい動くものなのでしょうか?
NR-F518XG-Nの価格推移
上記は価格COMで売れ筋No1のパナソニックの冷蔵庫の価格推移です。
発売開始が昨年の10月なので、消費税増税前の駆け込み需要をあてこんで投入された新商品のようです。
発売当初は29万円の強気の価格設定だったのですが、20万前後まで下がった後、再び22万前後まで価格が上がってきています。
年末商戦では一時的に5万円ほど値上がりしたようです。
わずか数ヶ月で何十パーセントも動くものなんですね。
この変動を見る限り、消費税増税分6000円など消し飛んでしまいそうな勢いですがいかがでしょうか?
消費税増税後はもっと安くなる?
個人的な体験談ですが、前回のエコポイントの際ちょうど実家のテレビが壊れたので、母と一緒にヤマダ電機に見に行きました。
当時はやはりヤマダ電機が一番安く、アクオスの32型が11万円を切る値段でおいてありました。
「このアクオスが10万円台というのはお値打ちですよ」
そう店員に勧められて、母はそのアクオスを購入しました。
確かに他店では13万円前後で売られており、現品限りとはいえ10万円台でアクオスが手に入ったことで母は喜んでいました。
しかしその後、エコポイントが終了するととたんに投売りが始まり、わずか数ヶ月でそのアクオスは7万円台まで値下がりしました。
今では32型のアクオスは3万円台で売っています。
母ががっかりしたのは言うまでもありません。
まあ壊れたので買うしかなかったのですが・・
それにしても冷蔵庫が前年同月比3倍の売り上げとはすごいですね。
向こう2ヶ月は需要が空になってしまうような勢いです
おそらく今買っている人は、3%の増税が実際にどのくらいのインパクトなのか、計算などできていないのでしょう。
消費税で値段が何倍にもなってしまうような、そんな強迫観念に取り憑かれているのかもしれません。
しかし駆け込み需要が強いほど、後の買い控えも強くなります。
総需要は変わらないのですから。
おそらく今回も、エコポイントの時と同じようなことが起こるのではないかと思います。
10%への増税が早い段階で決まれば来年の需要が前倒しされるでしょうが、そうでなければ4月以降かなり安くなるのではないでしょうか
なお上記はtechnoteの個人的な予想なので、株の売買などと同様に、実際の購入に関してはご自身で考えてみてくださいね。