先週の日経平均は反落。

前週までの好調な地合いを引き継ぎ火曜日までは上昇。15800円にはわずかに届きませんでした。

火曜日の夜のNY市場が3日続落となると相場は一変。株は売られ為替は円高に向かい一気にリスクオフモードとなりました。

水曜の日本株は大きく売られて前場途中からさらに下げを加速。木曜日も売られて2日で700円近い下落となりました。

金曜日は寄り付きに木曜の安値を割り込んだものの雇用統計を意識して値を戻し、15300円近辺まで回復しました。


先週のNYダウは反落。

前週まで8週連騰となっていたNYダウですが、月初の重要指標の好調さが伝えられると金融緩和縮小への連想から株価は下落。良い指標が出るたびに売られる傾向となり、週初から一貫して下落傾向となりました。

週末の雇用統計の好調が伝えられるとさすがに反騰し16000ドルを回復しましたが、週足では下落となりました。

テーパリングやボルカールール、財政協議への懸念なども伝えられていますが、どちらかというと8週連続の記録的な上昇を続けてきた米株が、過熱を一服させるタイミングを探していたというのが大きいと思います。



先週の指標と来週のスケジュール

technote投資ダイアリー-shihyou20131209





来週はそれほど大きな指標はありません。


来週半ばにはボルカールールが議会で承認される見通しですが、これは織り込んでいると思います。

金曜の米株の反騰を受けて、日本株も週初はリバウンドのスタートとなりそうです。

しかし金曜の日本株は終値ベースで反騰したとはいえ、値幅帯は木曜日を下回っており、実質的には3日続落です。

値動きから言えば下落モードに入った可能性の方が高く、リバウンドは限られるかもしれません。

来週末はSQであり、再来週17-18日はFOMCがあります。

10日以降はFOMCメンバーの発言が出なくなるため、テーパリング開始に向けて疑心暗鬼モードになる可能性もあります。

思惑が交錯し、波乱含みの展開も予想されます。


しかし仮に下落に向かったとしても、長くは続かないと思われます。

12月のFOMCでテーパリングを開始する可能性は依然として低く、8週連騰となった米株はタダでは転ばないでしょう。

調整は1-2週間で収まり、来週もしくは再来週のどこかで再度上昇に転じる可能性が高いのではないかと思います。


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